03年、外換(ウェファン)銀行を米国系プライベート・エクイティ(PE)ファンド「ローン・スター」に売却する過程で、不法行為はなかったという裁判所の判決が出た。
ソウル中央地裁・刑事合意22部(李圭鎭部長判事)は24日、ローン・スターと共謀し外換銀行を安価で売却、銀行と国に損害を与えた容疑(特定経済加重処罰法上の背任)などで起訴された邊陽浩(ビョン・ヤンホ)被告(54、元財政経済部金融政策局長)などに対する一審で無罪を言い渡し、このように明らかにした。
裁判部はまた、李ガンウォン被告(58、外換銀行元頭取)と李達饁(イ・ダルヨン)被告(60、元外換銀行元副頭取)の背任容疑についても無罪を言い渡した。
しかし、李ガンウォン被告の納入業者から金品を受け取り、裏金にした容疑については有罪を認め、懲役1年6ヵ月、追徴金1億5700万ウォンを言い渡した。
裁判部は、「外換銀行の売却過程で、邊元局長がローン・スター・コリアのスティーブン・リー代表などと業務時間外に会うなど、不適切な行為があったことは否定できないが、売却という全体の枠から見て、任務への違反意識や背任行為の意思があったとは認めがたい」と述べた。
検察では、「大枠から見て、背任や金品授受はコインの両面のようなものであり、背任は動機が認められず、金品授受は代価性がないと言っており、理解に苦しむ」と控訴する意思を明らかにした。
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