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韓国、IMFへの出資持分拡大の見通し

Posted November. 17, 2008 03:15,   

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G20の首脳が国際通貨基金(IMF)など、国際金融機関の支配構造を改善する必要があるということに合意したことを受け、新興国のIMF内の持分拡大の可能性が一層高くなった。

G20の首脳は15日(現地時間)、経済首脳会議で「IMFや世界銀行など、国際金融機関は新興国の経済的状況の変化に応じて支配構造を改善する必要があり、金融安定フォーラム(FSF)も新興国を含める方向へ至急拡大されるべきだ」と合意した。

持分が拡大されると、主要決定過程において発言力が強くなるだけでなく、緊急資金の引き出し規模も大きくなる。事実上、外貨保有高が増える効果が得られる。

韓国のIMFへの出資金分担比率(クォーター)は1.413%で、G20所属の19カ国(欧州連合を除いて)のうち15位だ。国内総生産(GDP)の順位が20カ国のうち12位(07年基準)であることを勘案すれば、経済力が持分に及ばない状況だ。GDP順位3位の中国(クォーター6位)と9位のブラジル(クォーター14位)、15位のトルコ(クォーター19位)も持分が経済力に及ばない国々だ。

米国や欧州主要国など先進国は、これまでIMF内での影響力縮小を恐れて、新興国の持分拡大にブレーキをかけてきた。



havefun@donga.com