世界的な金融不安や景気低迷への懸念が広がり、22日、韓国の金融市場も不安な様子を見せた。株価は今年最安値へと急落し、急激なウォン安ドル高が進んだ。
同日、ソウル証券市場での総合株価指数(コスピ)は、前日比61.51ポイント(5.14%)下落した1134.59で取引を終え、今年最安値を更新した。05年9月6日(1122.65)以来、2年1ヵ月ぶりの最低水準だ。
米ニューヨーク証券市場が急落した影響を受け全面安でスタートしたコスピは、外国人投資家の売り傾向で下げ幅が広がり、午後に入り100ポイントほど暴落し一時は1100ポイントを割り込んだ。
店頭市場(コスダック)も前日比15.44ポイント(4.40%)下げた335.53で取引を終えた。今年に入って最も安く、04年8月9日(333.90)以来の最安値だった。
同日、ソウル外国為替市場でドルに対するウォン相場は、前日に比べて42.9ウォン安ドル高の1ドル=1363.00ウォンで取引を終えた。取引開始直後から買い注文が急増し、1400ウォン台までウォン安が進んだが、差益実現性の売り物が現れ、上げ幅は縮小した。
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