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朴泰桓、4年後のロンドンで水泳皇帝になるには…

朴泰桓、4年後のロンドンで水泳皇帝になるには…

Posted August. 26, 2008 08:14,   


「400メートルか、1500メートルか」。07年世界水泳選手権大会で、金メダルを獲得した後、しばらく彷徨した「マリン・ボーイ」朴泰桓(パク・テファン、19=檀国大)が、「水泳に専念する」と言い、2月、師匠のノ・ミンサン競泳代表監督(52)の下へ戻った時のことだ。

ノ監督と国民体育振興公団・体育科学研究院のソン・ホンソン博士(37)は、北京五輪が5ヵ月後に迫っている状況下で、どの種目に集中するべきか決めなければならなかった。元々、朴泰桓のメイン種目は、自由形1500メートル。ところが、当時、朴泰桓は自由形400メートルで、さらに頭角を現していた。また、1500メートルで絶好のコンディションにまで引き上げるには、時間が足りなかった。1500メートルは陸上のマラソンのように、基本的に多くの練習量が必要となる。

そのため、出した結論が「400メートルに集中しつつ、1500メートルにも挑戦してみよう」ということだった。このように決定した背景には、朴泰桓がある瞬間から「地獄のレース」である1500メートルの練習をはばかっていたことも、勘案されていた。

2ヵ月後の4月に行われた東亜(トンア)水泳大会。朴泰桓は自由形400メートルと200メートルで、アジア記録を更新して五輪のメダル可能性を高め、400メートルに集中した判断が的を射たことを証明した。

そして、朴泰桓は今回の五輪で、400メートルで3分41秒86のアジア記録で韓国競泳史上初の金メダルを獲得し、200メートルでも1分44秒85のアジア記録で、銀メダルを勝ち取った。予想通り1500メートルでは、予選敗退。

実際、200メートルと1500メートルを同時に席巻するのは、陸上で100メートル走とマラソンで、同時に優勝するのと同じぐらい難しいと専門家らは分析している。

ところが、400メートルと1500メートルは練習方法が似ているため、同時優勝の可能性が高い。400メートルの選手が、200メートルを同時に席巻するのも難しい。400メートルは、持久力とスピードがなければならないが、200メートルは、持久力よりはスピードに依存する種目であるからだ。

また、100メートルがメイン種目の選手の中で、スピードがある選手は200メートルも一緒にやる。スピードをベースにしているため、いつどの選手が躍り出るか分からず、金メダルを確信することはできない。1500メートルと400メートルを置いてみると、400メートルも選手層が厚く、4年後も金メダルが取れる保障はない。

そこで、ノ監督とソン博士は、北京五輪が終わった後、「朴泰桓が200メートルより1500メートルで頑張ってほしかったのに…」と残念がった。朴泰桓が、12年ロンドン大会で、2冠に挑戦するためには、検証済みの400メートルと1500メートルに集中すべきという判断によるものだ。

今回の五輪200メートルで朴泰桓は、マイケル・フェルプス(1分42秒96、米国)に2秒近くリードされ、優勝可能性が薄いことを示した。4年後も変わらないという分析だ。

結局、全てのことを考慮し、朴泰桓が4年後、「水泳皇帝」になるためには、400メートルと1500メートルに集中しなければならない、というのがノ監督とソン博士の結論だ。特に、朴泰桓は、身体的にもずば抜けて良い心肺機能であるため、1500メートルにぴったりだ。

肝心なのは、朴泰桓の意志だ。さらにハードなトレーニングをしなければならない。このため、朴泰桓は機会がある度に、ノ監督に「1500メートルよりは、400メートルに集中したい」と言っているという。

朴泰桓は今19歳で、練習よりはどちらかというと、自由に過ごすことに関心がある。しかも、いまやワールドスターとして、スポットライトを受けている。ノ監督とソン博士が朴泰桓の「ポスト金メダル」を心配する所以である。



yjongk@donga.com