「米国が北朝鮮と核問題解決のための対話に出ていない時、北朝鮮は8つの核兵器を開発した」
中東を歴訪しているバラク・オバマ民主党大統領選挙候補(写真)が22日、ヨルダンのアンマンでCBS放送とのインタビュー過程で話した言葉だ。
オバマ候補は「イランの指導者と向かい合って対話するという発言については批判が多い」というCBSアンカーの指摘に「タフな外交をすることは弱さの象徴ではなく強さの表れ」とし、このように述べた。しかし、オバマ候補は北朝鮮が8つの核兵器を開発したという本人の主張を裏付ける情報の出処は示さなかった。
オバマ候補の発言は、核問題の解決に向けた外交的努力の重要性を強調するレベルで出たものと見られる。しかし、北朝鮮の核兵器の個数まで具体的に指摘しながら北朝鮮の核保有国地位を事実上認めるような発言をしたことには論争になる可能性がある。
今まで韓米両国の公式見解は「北朝鮮が8〜10個の核兵器を作ることができる核物質(プルトニウム)を確保した」というものだ。2006年10月に北朝鮮が核実験に踏み切った後、自ら核保有国だと宣言した後にも韓米両国を含む国際社会は北朝鮮の核保有国の地位を認めなかった。
triplets@donga.com srkim@donga.com