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訪朝の現代峨山社長、「射殺の経緯や最初の報告に一部異なる点ある」

訪朝の現代峨山社長、「射殺の経緯や最初の報告に一部異なる点ある」

Posted July. 16, 2008 08:36,   

金剛山(クムガンサン)で観光客が射殺された事件現場を4日間にわたって調査を行った現代峨山(ヒョンデ・アサン)の尹萬俊(ユン・マンジュン)社長らは、事件発生直後、北朝鮮が韓国側に通報してきた最初の「事故報告書」の内容が、実際の現場の状況とはまったく異なるという結論を下した模様だ。これについて尹社長は15日午後2時5分、東海線の陸路を通じて北朝鮮から戻ってきた後、「十分ではないが、(北側から)事件経緯について一部、聞いている」とした上で、「事件発生後、現地で最初に報告を受けた内容とは一部異なることもあるようだ」と話した。 現代峨山の関係者によれば、尹社長らは死亡した朴ワンジャ氏(53)の事件当日である11日午前の移動距離などについての検証を行った結果、北朝鮮側が主張している時間帯ごとの行動が、実際には不可能であるという最終判断を下した。現代峨山が北朝鮮の主張をもとにまとめた最初の「事故報告書」では、「朴ワンジャ氏は午前4時半に宿舎を出た。北朝鮮の境界地域であるキセン岩まで来て、歩哨兵が停止を求めたものの、朴氏は海水浴場に向けて走り、1キロほど追撃した後に警告射撃を行った」と書かれている。現代峨山の現場での実測の結果、宿舎のビーチホテルから軍事境界区域を示すフェンスまでの距離は1080メートルで、普通の人の歩き方では約14分程度かかることが明らかになった。また、目で観測した結果、そこから北朝鮮の哨所のあるキセン岩までの距離も1.2キロにも上り、朴氏が宿舎からキセン岩を巡って1キロの距離を戻ってくるまで、計20〜30分がかかったという北朝鮮側の主張は事実ではないという結論を下した。尹社長らは北朝鮮兵の発砲は午前5時を前後して行われたものと見られると、統一部に報告したという。尹社長は真相究明のカギとして注目を集めていた軍事境界区域内の監視カメラは、事件当時は作動しなかったという、北朝鮮側の主張を伝えた。一方政府は、同日、板門店の連絡官を通じて、北朝鮮側に事件の真相究明を要求する電話通知文の伝達を試みたものの断られた。政府は12日、4回にわたって連絡官との接触を試みたが、北側が応じず、電話通知文の内容をマスコミに公開した。