BBKの株価操作などの疑いで起訴された金敬俊(キム・ギョンジュン)被告(42=元BBK社長、収監中)に懲役10年、罰金150億ウォンの重刑が言い渡された。昨年11月、金被告の突然の帰国以来、5ヵ月間、大統領選を熱く盛り上げたBBK事件は、金被告の単独犯行であったことが判明し、法の厳重な裁きを受けることになった。
ソウル中央地裁刑事合議25部(ユン・ギョン部長判事)は17日、「この事件は、財産上の利益を狙った通常な経済犯罪で、金被告が国内の政治状況を利用し、犯行の本質を歪曲し、国家機関の機能を損ねた」とし、「韓国版ドレフュス事件ではなく、大韓民国を舞台にした偽りの演劇であり、大騒ぎをしたのにネズミ一匹しか捕れなかったという『泰山鳴動にして鼠一匹』に過ぎない」と述べた。
裁判所は金被告が最初から緻密な計画を立て、専門的な方法で株価操作と横領を行ったと判断した。裁判所は、「金被告が外資系ペーパーカンパニーを設立した後、外資が有償増資に参加するかのように公示し、株価を操作した」とし、「そうして集めた会社資金319億ウォンを巧妙な手口で海外へ流用した」と述べた。さらに、「マネーロンダリングのため、仮名の口座を使ったのをはじめ、死亡した妹のパスポートで米国入りするなど、犯罪の隠ぺいに徹底していた」とし、私文書偽造に関しても有罪を認めた。
李明博(イ・ミョンバク)大統領がかかわっていたかという疑惑に対しては、「特別検事などを通じて既に『嫌疑なし』であることが立証されたため、判断する必要がない事案だ」とし、「今回の事件は金被告の横領や株価操作など、犯罪の有無が中心であって、BBKの所有関係は公訴の事実と無関係である」と強調した。
裁判所は特に、「金被告が騙し取った金で米国で優雅な生活をしながらも、小額株主の被害の回復には目を向けなかった。裁判所の証人に対し、強圧的な態度を取ったり、小額株主をあざ笑う態度を見せるなど、反省の姿を見ることができなかった」と指摘した。
金被告はこの事件と関連し、今年2月、米国の民事裁判で636億ウォンを賠償をするようにとの判決が出ている。今後、小額株主らの民事・刑事訴訟や企画入国説などの捜査の行方次第で、金被告の刑量はさらに重くなる可能性もある。
初めて囚衣を着て裁判所に出席した金被告は、普段と違い、髪にヘアークリームをつけないまま、青白い顔で静かに判決文を聞いた。傍聴した金被告の母親は、裁判が開かれる前から泣き崩れ、判決読み上げ開始5分後に裁判所の外へ連れ出された。
金被告側の弁護人は、「中核的な証人と言える金伯駿(キム・ベクジュン)大統領総務秘書官らを証人として呼ばなかったのは、有権無罪の裁判だ」とし、控訴する意向を明らかにした。
bell@donga.com





