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ヒラリー氏、相手側誓約代議員の引き抜きに踏み切るか 民主党候補指名争い

ヒラリー氏、相手側誓約代議員の引き抜きに踏み切るか 民主党候補指名争い

Posted April. 02, 2008 06:23,   

「誓約代議員(pledged delegates)も支持候補を変更できる」

米大統領選に向けた民主党の候補指名争いで「誓約代議員の引き抜き合戦」が起きる兆しが見えている。先頭走者のバラク・オバマ上院議員と接戦を繰り広げているものの、逆転が厳しい状況に瀕しているヒラリー・クリントン(写真)上院議員陣営の周辺で、誓約代議員の攻略を準備する動きが噂されている。

ヒラリー候補は最近、週刊誌タイムとのインタビューなどを通じ、「我々はいわゆる『誓約』という表現を使っているが、全ての代議員は選択の自由を持っており、独立的な判断をすることができる」と数回にわたって強調した。

ヒラリー陣営の幹部参謀は、政治専門誌のポリティコに対し、「今すぐというわけではないが、党大会が差し迫っているのに、厳しい接戦が続いていれば、誰もが相手方の代議員を取り付けようとするだろう」と述べた。

誓約代議員は有権者の投票結果によって配分される一般代議員(3253人)のことを意味する。党幹部などからなるスーパー代議員(super delegates・非誓約代議員、795人)と違って、誓約代議員は支持候補が変えられないとされてきた。

しかし、民主党の法律専門家の間では、「道徳的に望ましいかは別にして、誓約代議員が必ず自分が支持を誓約した候補に票を入れなければならないという明白は法的義務はない」という解釈が支配的だ。

ワシントンのある政治専門弁護士は、1日、本紙のインタビューに対し、「党大会の規定などを見ると、誓約代議員は自分を選んでくれた有権者に約束した候補を支持するのが当たり前だが、それが法的義務だとは言い難い」と語った。

民主党は1980年の予備選挙当時、ケネディ候補側が党大会場でカーター候補支持の誓約代議員を相手にロビーを試み副作用が起きると、1982年、規則を強化した。しかし、改正規則も「誓約代議員は自分を選んでくれた有権者の意を反映する優れた良心を持たねばならない」とのみ定めている。この時に作ったのがスーパー代議員制度だ。

誓約代議員の奪い取りが実際発生すると、大きな波紋が広がりかねない。早くから「『隣人の奥さん』を欲してはならない」という非難が出ている。

オバマ候補支持の誓約代議員のゾレネ・イベイさんは、MSNBC放送とのインタビューで、「オバマに『ヒラリーを支持してほしい』と直接頼まれた時にかぎって、ヒラリーを支持する」と話した。

しかし、現在のような接戦の中で、8月25日の党大会が近づくと、全ての代議員が攻略対象になりえることから、内部対立が深刻な状況になり兼ねないと、民主党の周辺では懸念の声が高まっている。

このため、「非公式党大会を通じた候補の早期決定論」が取りざたされている。党大会まで待たず、6月3日、予備選挙が全て終了する直後、795名のスーパー代議員が集まって支持候補を非公式に確定することで、長々と続けられた攻防戦に終止符を打ち、戦線を共和党へ移そうということだ。



sechepa@donga.com