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韓国−チリのFTA発効から4年、効果表れる

韓国−チリのFTA発効から4年、効果表れる

Posted March. 28, 2008 07:33,   

韓国とチリの自由貿易協定(FTA)が2004年に発効してから4年が経過し、韓国の対チリ輸出が6倍以上増えていたことが分かった。

大韓貿易投資振興公社(KOTRA)が27日に発表した報告書「韓国・チリの貿易現況と示唆する点、FTA発効以降4年間の成果分析」によると、韓国の対チリ輸出は、FTA発効直前の03年には5億600ドルにとどまっていたが、昨年は30億8700万ドルと、6.1倍増えた。

またチリの韓国向け輸出は、03年の10億1400万ドルから昨年38億5000万ドルへと、3.7倍も増加した。同じ期間に、両国の貿易規模は15億2000万ドルから69億3700万ドルへと、4.5倍増えた。昨年、韓国の対チリ貿易収支は10億6800万ドルの赤字となった。これは、銅の埋蔵量が世界最大のチリから、価格が急上昇した銅を28億5000万ドル分も輸入したことによるもの。

チリ市場で韓国製品のシェアは、03年2.98%から04年3.12%、05年3.61%、06年4.72%、7年7.23%へと年々伸びている。とりわけ、韓国製自動車のシェアは昨年29.3%で、01年以降初めて日本を抜き返して、トップとなった。

FTA発効で自動車の関税免除(6%)が廃止され、価格競争力が強化されたためだ。韓国とチリのFTA発効以前、一部で懸念されていた韓国農家の被害は非常に制限的であることが分かった。昨年、韓国がチリから輸入したブドウ・ワイン・肉類など農産物と畜産物は9万2325ドルにのぼり、韓国が輸入した農産物・畜産物全体の0.86%にとどまった。



abc@donga.com