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韓国製品、米国市場でも板ばさみのジレンマ

韓国製品、米国市場でも板ばさみのジレンマ

Posted February. 12, 2008 03:02,   

韓国製品は、米国市場で、日本製品に比べては競争力が劣り、一方で中国製品よりは割高の価格で板ばさみのジレンマ状態にあるとの調査結果が出た。

大韓貿易投資振興公社(KOTRA)は11日、北米地域の本部と米国全国にある8貿易館が、293社の米国バイヤーを対象に、韓中日3国の産業競争力を相手評価するアンケート調査をした結果、韓国は7の産業部門のうち6産業部門で日本より競争力が低いことが浮き彫りになったと明らかにした。

7の産業部門は、対米輸出が占める割合が高く韓米自由貿易協定(FTA)の影響を多く受ける産業を選定し、競争力は品質、ブランドイメージ、新製品開発能力、配達およびアフターサービス、パートナーシップを総合的に考慮した。

調査結果によれば、韓国の産業別競争力(日本を100にした場合)は、△一般機械80△自動車81△化学85△纎維88△電機電子96△自動車部品98だった。ただ、ゴムプラスチックは105と唯一、日本より競争力が高かったが、日本、中国(100)と大差はなかった。

中国は、6の産業部門(自動車は比較対象から除外)ですべて韓国より競争力が低かったが、価格面では韓国より優位だった。

韓国製品の危機は、対米輸出金額でも如実に表われていた。

韓国の対米輸出額は04年の461億6790万ドルから、06年には458億360万ドルと7.8%減った。一方、中国は同期間46.3%(1966億8200万ドル→2877億7400万ドル)と急増し、日本は14.1%(1298億520万ドル→1481億8080万ドル)増えた。

特に、中国は低賃金に支えられた労動集約的製品を輸出するパターンから脱し、資本財と耐久財の割合を増やしている。1990年から00年の間、中国製品の米マーケットーシェアをみれば、靴(9.7%→4.8%)と衣類(13.9%→2.9%)は落ちたが、電気器機(12.7%→22.6%)と機械類(3.1%→21.6%)は上昇した。

このためKOTRAは、米国市場での板ばさみ状態から脱するためにも、韓米FTAの発効を急ぐべきだと指摘している。

例えば、現在2.5%である自動車関税が廃止されれば、協定発効5年が経った時点を基準に、自動車1台の価格が現在より200〜500ドル安くなるため輸出が7.3%増え、輸出が減り続けていた纎維も最高32%(セーター)もあった関税がなくなり輸出が8.0%増加するものと見込まれている。



abc@donga.com