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現代車、インドに第2工場完成 小型車の前進拠点に

現代車、インドに第2工場完成 小型車の前進拠点に

Posted February. 04, 2008 03:04,   

現代(ヒョンデ)自動車が、インドで年間生産能力30万台規模の第2工場を完成した。現代車は第1工場が本格稼動すれば、従来の第1工場とあわせて年間60万台の生産能力を備えることとなり、インドを世界市場を狙う小型車の前進基地として活用する計画だ。

現代車は2日、インド南部のタミルナドゥ州チェンナイで、鄭夢九(チョン・モング)現代・起亜(ギア)自動車グループ会長やカルナニーディ・タミール州首相らが出席した中、現代車インド法人の第1工場の完成式典を行い、本格的な生産に乗り出した。

●10億ドル投資…インド市場の爆発的な成長ぶり

延べ面積17万7000平方メートル(約5万3000坪)規模のインド第2工場には、計10億ドル(約9400億ウォン)が注ぎ込まれた。05年11月に着工され、06年12月に生産設備の設置を終え、1年間あまりの試験生産を経て完成した。今回完成した第2工場は当分、現代車が輸出戦略車種として開発した小型車「i10」専用の生産工場として運営される。

現代車のインド法人は大々的なマーケティングを繰り広げて、昨年、インドで「サントゥロ」や「ゲッツ」、「i10」などの乗用車20万150台を販売し、インドの乗用車販売部門で2位につけた。

現代車がこのようにインドに全力を傾けているのは、インド自動車市場が爆発的な成長の勢いを見せているからだ。

昨年、インドで販売された車は計126万7000台。今年は、前年比18%増の150万台程度の販売が見込まれている。同期間、全世界の自動車需要の増加率は3.7%にとどまるという展望が出ていることを考慮すれば、超高速の成長ぶりともいえる。

崔在國(チェ・ジェグク)現代車海外営業担当社長は、「今は、インドの自動車市場はそれほど大きくないが、そのうち『モートライジェーション(自動車の大衆化)』の時代が到来するだろう』と予想した。

同日の完成式典で、鄭夢九会長は「インド工場は、世界市場で各主要自動車メーカーと競争できる生産能力を備えただけに、現代車の小型車の前進基地としての役割を十分果たすだろう」と述べた。

鄭会長は完成式典が終わった後、地元のディーラーたちとの記念撮影で、ディーラーたちに向かって両手を取り合って頭上に上げて振るユニークなジェスチャーを披露し注目を集めた。現代車の関係者は、「麗水(ヨス)万博招致で成功したときに披露した鄭会長のユニークなジェスチャーは、自信の表れと受け取れる」と話した。

●インドをグローバル小型車のハブに

現代車は、インドの第2工場をグローバル小型車の生産基地として育成する計画だ。世界最低水準の人件費や小型車への需要の多い欧州やアフリカ、中東などと近いという地理的なメリットを最大限に活かす狙いだ。

特に、急成長を続けているインド乗用車市場の77%以上を小型車が占めていることも念頭においてのことだ。このため現代車は、まだ国内では販売していない小型車「i10」をインド市場への戦略車種として前面に出している。

旧型モデルを販売し、インドの消費者を無視しているという認識を植え付けた先進国メーカーとは違って、最新モデルを出すことで、インドの消費者をとりこにする戦略だ。

また、相対的に所得の低いインド消費者たちに狙いを当て、燃費を30%程度削減できる液化石油ガス(LPG)エンジンを搭載した「サントゥロ」も、下半期(7〜12月)に発表する予定だ。

現代車は今年、ひとまず快調のスタートを切った。1月の販売台数ではマルティスズキが前年1月比4.2%増の6万8107台に止まったが、現代は41.4%増の3万7701台を販売した。

●低価格のジレンマ…労使紛争も変数

現代車のインド法人は最近、「タタ」が今年9月に披露する超低価格乗用車「ナノ」に神経を尖らせている。1台あたり2500ドル(約235万ウォン)で販売するというニュースが流れると、ルノー日産やフォルクスワーゲンも低価格モデルの開発に取り掛かるなど、世界自動車業界は「ナノ」発の低価格革命が広まるのではないか憂慮している。

低価格車の開発に乗り出しても利益は無く、手をこまねいていては市場を失いかねず、現代車の悩みは増大するばかりだ。

さらに、インド法人の現地労働者たちの雰囲気も変数となっている。

同日の完成式典に先立って、現代車インド法人の経営方針に反発する現地の組合員100人あまりが、警察の許可なしで工場周辺の道路で集会を開こうとして逮捕されたと、地元の英語新聞「ニューストゥデイ」などが報じた。

また、現地の労働者100人余りは、完成式典の際も、「会社の経営陣が労組の存在を認めていない」と不満をぶちまけたことがわかっている。



jinhup@donga.com cij1999@donga.com