「相手チームのレフト攻撃手が対角線のスパイクを頻繁に入れています」
「守備の移動が必要か」
「うちのチームのブロッカーらがコートの右側に移動した方がいいと思います」
「了解!」
プロバレーボールで「イヤホン全盛時代」が開かれた。記録紙で相手チームの戦力を分析していたアナログ方式から脱皮し、監督と戦力分析官がイヤホンでリアルタイムで試合の状況をやり取りするデジタル方式が普遍化している。
●相手戦力をリアルタイムでキャッチ
監督らがイヤホンを愛用するのは、戦力分析官が相手チームの強みと弱みを把握した内容を試合運営にリアルタイムで適用することができるからだ。
現代(ヒョンデ)キャピタルの金浩哲(キム・ホチョル)監督は、昨年、最も先駆けてイヤホンを導入した。金監督は、イタリア出身の戦力分析官のドメニコ・ナサロと、カン・ソンヒョンコーチは李ハンス戦力分析官と情報を交換する。
金監督は、「イヤホンでうちのチームの問題点や相手チームの攻守の転換状況を迅速に判断できる」と話す。観客席付近で両チームの動きを一目で見ている戦力分析官の意見を総合すれば迅速な対応ができるという。
今季、LIG損害保険の司令塔になった朴キウォン監督も、就任するやいなやイタリアで一緒に活動した戦力分析官のジャンファウロ・モンタリを獲得した。朴監督は、「ブロッキングやレシーブなど、時々刻々と変わる両チームのスタイルを把握する上で役立つ」と話す。
●イヤホンは補助手段に過ぎない
反面、大韓(テハン)航空のムン・ヨングァン監督はイヤホンを使わない。リアルタイムの統計数値が試合を左右しないと考えているからだ。
ムン監督は、「昨夏、合宿のときイヤホンを使ってみたが、かえって試合に集中するのが難しかった」と話した。その代わり、事前に相手チームの資料を分析して、指を使った手信号で作戦を指示する。
三星(サムスン)火災の申致容(シン・チヨン)監督は、このころイヤホンを使っているが、戦力分析官の意見を参考資料にのみ使用している。シン監督は、「戦力分析官の情報は攻撃と守備の流れを把握する上で役に立つが、100%頼るわけにはいかない」と話した。
beetlez@donga.com






