●日中国交正常化35年、最高の礼遇を準備
中国は、福田康夫首相の訪問を歓迎し、1972年の国交正常化以来、最高の礼遇を準備していると、香港の文匯報が28日付で報じた。
福田首相の訪問日程も、昨年10月に2日間の日程で会談だけを終えて帰国した安倍晋三前首相とは違って、多彩に計画されている。
福田首相は28日に、温家宝首相(権力序列3位)だけでなく胡錦涛国家主席(序列1位)、呉邦国全国人民代表大会常務委員長(序列2位)ら中国の最高権力者にも会う。
28日午後に北京大学で講演し、翌日には北京の小学校を視察するほか、天津を訪問する予定だ。
福田首相は山東省にも行き、秦の始皇帝や漢武帝、唐太宗など72人の歴代帝王が奉禅の儀式を執り行った泰山を見物し、孔子の故郷である曲阜にも立ち寄る予定だ。
●エネルギー・環境保護の協力を集中論議
中国は会談で、エネルギーおよび環境保護分野の協力案を集中論議する予定だ。
第11回5ヵ年計画期間(2006〜2010年)に生産単位当たりのエネルギー消耗量を20%減らすと宣言した中国政府は、現在の生産単位当たりのエネルギー消耗量が中国の8.7%にすぎない日本の省エネ技術が必要な状況だ。
このため中国は、会談で日本が今後中国のエネルギーと環境保護分野に積極的に投資し、さらに技術を移転することを強く要請する方針だ。
両国は会談に先立ち、未来の夢のエネルギー源として挙げられる「人工太陽」分野で、技術協力の協定を締結すると日本のメディアが伝えた。
両国はまた18億ドル(約1兆6902億ウォン)規模の「環境ファンド」に共同出資し、中国の環境汚染防止施設の現代化を実現する考えだ。
●台湾問題を除いて「求同存異」
中国と日本が最も意見の対立を見せるのは、945億バレルの原油が埋蔵されていると推定される東シナ海の油田開発問題。油田の埋蔵量は、昨年基準で中国は35年、日本は51年間使用できる分量だ。
問題の油田が両国の大陸棚の中間に位置していると主張する日本は04年に共同開発を提案したが、中国は油田がすべて中国の大陸棚内にあるとして拒否した。
今年3月には中国が、日本が主張する「排他的経済水域(EEZ)」の右側にある油田に限って日本との共同開発を提案したが、日本がこれを拒否した。日本は会談で油田問題を集中的に提起する方針だが、中国は油田と歴史問題はひとまず取り上げない考えだ。
しかし中国は、台湾問題に関する限り、原則どおり日本政府が台湾独立と台湾の国連加入のための国民投票に反対することを強く求める方針だ。
●両国政府、関係改善の原則には一致…伏兵も多い
両国政府は、関係改善方針には考えが一致している。中国は、日本の態度と関係なく、日本に手を差し出す「戦略実験外交」を推進中であり、日本の福田首相は「アジア重視外交」を主唱している。
このため、今回の訪問を機に、両国間に1972年の日中共同声明や1978年の日中平和友好条約、1998年の日中共同宣言のような新たな共同宣言文が発表される可能性もあると、香港メディアは見ている。
中国現代国際関係研究院日本研究所の楊伯江所長は、「両国間に難題がないわけではないが、今や両国の友好発展は進行するほかない」と述べた。
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