LIG損害保険は現代(ヒョンデ)キャピタルと対戦するたびに頭を垂れてきた。2005年プロバレーボール発足後、レギュラリーグ17戦全敗だ。
LIGの巨砲・李キョンスは、「なぜだか、現代キャンピタルと試合をすると試合がうまく行かない。順調に行っても後半になると、あっけなく負けてしまう」と話した。
しかし、今年はワケが違う。LIGは今年、スペインの特級助っ人、キイェルモ・ファラスカを迎え入れ、李キョンスと共に左右の双砲で武装した。イタリアプロチームとイラン代表チームを率いた朴ギウォン監督が新しい司令塔を引き受け、「速いバレーボール」に変身した。
いっぽう、現代キャピタルは戦略が弱体化した。2年連続Vリーグ優勝を牽引した助っ人のション・ルーニがロシアへ発って以来、新しい助っ人が迎えられなかった。リベロの李ホも引退した。
LIGは9日、慶北亀尾市(キョンブク・クミシ)の朴正煕(パクジョンヒ)体育館で行われた2007〜2008Vリーグホーム開幕戦で現代キャピタルを3−1(26−24、19−25、25−23、25−20)で下して2勝(1敗)目を挙げた。現代キャピタルは1勝2敗。
ファラスカの攻撃力には目を見張るものがあった。バックアタック7度、ブロックとサービスエースそれぞれ3度など、38得点を挙げ、トリプルクラウン(バックアタック、ブロック、サーブ得点3点以上)を記録した。トリプルクラウンは今シーズン初であり、通算12度目。李キョンス(18得点)とオム・チャンソプ(12得点)もあわせて30得点を挙げた。
現代キャピタルは、ソン・インソクが22得点、李ソンギュが15得点を記録して追撃をはかったものの、ファラスカの壁は越えられなかった。新人のイム・シヒョン(仁荷大学卒業予定)が9得点と善戦したのがせめての救いだった。現代キャピタルの金ホチョル監督は、「今シーズン中盤まではソン・インソク、フ・インジョンら国内派中心に行くしかない。外国人選手は、シーズン後半のジョーカーとして活用する」と話した。
三星(サムスン)火災はチャン・ビョンチョルが21得点と善戦し、尚武(サンム)を3−1(20−25、25−21、25−14、25−18)で下して3連勝をマークした。
女子部の興国(フングク)生命は金ヨンギョン(27得点)とブラジル人助っ人のマリー・ヘレン(15得点)があわせて42点を挙げ、ハン・ソンイが27得点した韓国道路公社を3−1で制し、シーズン初白星を飾った。
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