「BBK株価操作事件」の主要人物である金敬俊(キム・ギョンジュン)容疑者の実姉、エリカ・キム氏が、金容疑者の弁護を務める弁護士の事務室に送った10キロの資料は、オプショナル・ベンチャーズ・コリアの臨時倉庫に保管中だった2トンの分量の資料の一部であることがわかった。
02年3月8日にオプショナル・ベンチャーズ・コリアが金融監督院から営業停止処分を受けた後、すでに米国に逃避していた金容疑者は李某課長代理(24)から「検察が会社の通帳に対し支給停止措置を取った」という報告を受けた。
金容疑者は李代理に国際電話をかけ「私と李ポラ(金容疑者の夫人)部長についてのすべての書類を米国に送るように」と指示した。
李代理は即座に京畿道広州市(キョンギド・クァンジュシ)にあるK宅配便会社に駆けつけた。営業停止命令直後、金容疑者が「小額株主たちが押し寄せるだろう」と知らせたため、会社の金庫とすべての荷物をそこに運んでおいたからだ。
当時勤めていたある職員は「外国人名義の証券口座、送金した金額と資金の出処が記された現金出納簿、証券関連の帳簿、送金伝票、コンピュータなど1トントラック2台分の荷物を航空郵便で金容疑者あてに送った」と伝えた。
検察は、エリカ・キム氏が送ってきた荷物に、金容疑者が米国で受け取ったというコンピュータやハードディスクなどが含まれていない点に注目している。コンピュータの記録が復旧された場合、追加で問題が発覚する可能性を懸念したという見方が出ている。
また、エリカ・キム氏はぼう大な資料のうち約10キロの書類だけを送ってきたが、金容疑者には有利で、李明博(イ・ミョンバク)ハンナラ党大統領選候補には不利な資料だけを選別した可能性もある。
02年に検察は、職員らへの取り調べで、金容疑者が資料を米国に持ち出したことについて、「文書を焼却するよりも、量が多くてもすべて米国へ持ち出したほうが、証拠隠滅にはいいだろうと考えたのか」と追及した。
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