
40台半ばという年齢がとうてい信じられないほどの、「鉄の体力」の持ち主だった。
近くで彼を見守った大会関係者たちは、「ただ驚くばかり」と言い、感嘆した。
世界を股にかけてハード・スケジュールを消化する「黒真珠」ビージェイ・シン(44・フィジー)のことだ。
シンは4日から、忠清南道天安市(チュンチョンナムド・チョンアンシ)ウジョンヒルズGG(パー71)で開かれる第50回コーロン−ハナ銀行チャンピオンシップ出場に先立ち、2日午前2時、仁川(インチョン)空港に到着した。
1日にカナダ・モントリオールでプレジデント杯を終えた後、トロントを経由して10時間を越える飛行の末、韓国の地を踏んだものだ。着替える時間もなかったのか、プレジデント杯でのユニホーム姿で入国ゲートを出てきたシンは、ソウル中区小公洞(チュング・ソゴンドン)ロッテ・ホテルでしばし休息した後、午前8時、ホテルを出て、11時12分から大会コースで演習ラウンドを始め、5時間以上もコース分析を行った。夕刻には再びソウルに戻り、公式記者会見を行った。
米PGAツアー通算31勝をあげ、今シーズン賞金第3位となっているシンは、フィジーの下層民として生まれ、あらゆる苦難を乗り越えながら、特有の誠実さで世界のトップの名を連ねた。幼い頃はゴルフ・ボールが足りず、ココナッツを使って練習したこともあり、1日5ドルのレッスンとナイトクラブの警備をして大会出場経費を調達したこともある。当時の苦労を思えば、これくらいの強行軍は取るに足らないと言うかも知れない。シンは1995年、春川(チュンチョン)CCで開かれたパスポートオープン優勝に続き、韓国の舞台で2度目の勝利をねらっている。
一方、今大会の優勝賞金は3億ウォンに達し、今シーズン韓国プロゴルフツアー賞金王のゆくえまで決まる展望だ。昨年のチャンピオン、ヤン・ヨンウン(テーラーメード)、賞金トップの金ギョンテ(新韓銀行)、カン・ギョンナム(サムファ貯金銀行)なども優勝候補に挙げられている。
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