李東国(イ・ドングク、ミドルスブラFC)の主力争いがさらに悪化した。ミドルスブラは15日、トッテナム・ホットスパーのエジプト出身FWハッサン・アーメド・ミド(24)を600万ポンド(約112億ウォン)で迎え入れることにした。ミドは現在、メディカル・テストを受けている。
ナイジェリア出身のアイェベニ・ヤクブ、フランス出身のジェレミー・アリアディエールを相手に厳しい主力争いを繰り広げている李東国は、プレミアリーグのトップクラスのFWと評価されているミドの加勢で、チーム内での立地がさらに不安になった。
2002年アフリカ新人選手賞をもらったミドは、イタリア・ASローマでもプレーしたことがあり、昨季イングランド・プレミアリーグ・トッテナムで23試合に出場して5ゴールを記録した。ミドはバーミンアムへの移籍を進めていたが、移籍料などの条件が合わず霧散し、以後、ミドルスブラなどいくつかの球団がスカウト競争に乗り出した。
15日に英国ロンドン・ホワイトハートレインホーム球場で行われたプレミアリーグ2次戦で、トッテナムはエヴァートンに1—3で負けた。負傷中の李栄杓(イ・ヨンピョ)は欠場した。
11日、リーグ開幕戦でロイ・キーン監督が指揮する今季プレミアリーグ昇格チームのサンダーランドに0—1で負けて、自尊心を傷つけられたトッテナムは、主力の守備手が大勢欠場した中で、連敗を喫した。選手の迎え入れに巨額を投じ込んで、今季、強力なダークホースとして挙げられたトッテナムとしては痛恨の敗北である。
トッテナムは前半3分、ジョレオン・レスコットに先制のヘディングゴールを奪われた後、前半26分、アンソニー・ガードナーが同点ゴールを決めたものの、前半37分と45分、レオン・オスマンとアラン・スタブスに連続ゴールを許してしまった。トッテナムは既存のFWのディミテル・ベルバトフ、ロビー・キーンと新たに迎え入れたダレン・ベントまで攻撃陣に構えたが、挽回のゴールを決められなかった。トッテナムの左のウイングバックの李栄杓は、18日、ダービー・カウンティとの試合からグラウンドに復帰するものと見られる。
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