新羅(シルラ)の歴史が米国高校の世界史副教材に丸ごと掲載された。
1日、コリア・ソサエティーによると、米国高校で世界史の副教材として広く採択されている雑誌「カリオペ」は、3月号の50ページ全部を「新羅特集」で組んだ。
年に5回発行される「カリオペ」は、高校の世界史教師たちが主に購読する雑誌で、世界史の深化学習時間の副教材としてよく使われている。
今度の新羅特集号は、宣徳(ソンドク)女王の話から、骨品制度(bone rank)、新羅仏教、服飾と遺物など、多様なテーマを取り扱い、クイズとパズルの手法で生徒たちが興味を持って新羅の世界に入り込めるように工夫されている。新羅歴史のほかにも、韓国への理解を深めるように配慮し、ハングルの子音母音表と発音を紹介し、生徒たちに自分たちの名前をハングルで書いてみることを勧める課題も提示している。
コリア・ソサエティーで米国教師たちを対象に韓国語プログラムを運営するチェ・ヨンジン氏は、「『カリオペ』を出版する出版社側から、新羅特集を製作したいという連絡があったので、関連著者たちを紹介した」とし、「米国では韓国古代史が中国と日本の間でまともに評価されていないが、今度の特集は韓国と新羅を知らせる良いきっかけになるだろう」と話した。
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