全羅南道麗水市(チョルラナムド・ヨスシ)はまるで熱いるつぼのようだった。
小さな子供から腰の曲がったお年寄り、電動車椅子に乗っている障害者まで、体を動かせる人なら一人残らず、麗水の市民たちは街に群がって出てきたようだった。
みなが麗水の2012万国博覧会の招致を祈願しながら一丸となって、万国博覧会機構(BIE)実態調査団を歓迎した。
●「イエス、麗水!イエス、エキスポ!」
同日午前、ソウルで万博の準備状況についての報告を受けたBIE実態調査団は、午後3時ごろ、麗水空港に到着するや、市民たちの熱い歓迎を受けて口を閉じることができなかった。
調査団は空港から麗水市役所への入り口である国道17号線の往復6車線を数万人が埋め尽くし、太極旗(テグクキ=韓国の国旗)や万博旗、BIE会員国の国旗を手にして「イエス、麗水!イエス、エキスポ!」を繰り返し叫んだ。
麗水市栗村面月山里(ユルチョンミョン・ウォルサンリ)の町長チュ・ジェソン(61)氏は、「ビニール・ハウスで栽培しているキュウリやトマトの農作業で息つく間もないが、万事をさしおいてきた。国家的な大きなイベントを必ず麗水で誘致して、地域発展を遂げることを熱く願う」と話した。
同日の現地実態調査の準備を民間レベルで総括した「万国博覧会麗水市準備委員会」の金光顯(キム・グァンヒョン、麗水商工会議所会頭)委員長は、「いざ、実態調査団を迎え入れると、とても興奮してどうしようもない」と述べた。
カルメン・シルバン実態調査団長は、上気した面持ちで「地球上どの国でも、このように感動的で熱烈な歓迎を受けたことがない」としながら、「私の話に意義を申し立てる人はいないだろう」と感心した。
●相次いだ歓迎行事
調査団は麗水市役所で1時間あまり、準備状況についてのブリーフィングを受けたあと、市役所周辺の道路で繰り広げられた「実態調査団の町体験」に参加して、調査団員が所属している国々の料理や音楽などを用意した市民たちの温かい歓迎を受けた。
とりわけ、スペインやフランス、ロシアなどからきた調査団員の出身国家の語学科が開設されている韓国外国語大学の5つの学科の教授や学生80人余りが、各国の伝統衣装をまとって調査団を歓迎した。
同日午後5時半からは麗水市鐘和洞(チョンファドン)の新港1埠頭に停泊中の5000トン級の最新鋭韓国型駆逐艦「忠武公李舜臣(イ・スンシン)艦」でレセプションが開かれた。この席には、去年海軍に入隊したピアニスト、イルマ(29)一等兵など、海軍広報団員4人が弦楽4重奏を演奏する中、各界の人事100人余りが出席した。つづいて調査団は午後7時40分から8時ごろまで、鐘和洞の海洋公園で行われる「亀甲船大祭」のイベントの一つである「統制営パレード(李舜臣将軍の文禄慶長の役の海戦史を再現)を、模型の屋形船に乗って参観した。
この後、調査団は午後8時ごろ、同日の行事のハイライトである海洋公園の市民歓迎式に出席して、市民5万人余りの熱烈な歓迎を受けた。
呉鍱燮(オ・ヒョンソプ)麗水市長は、「5年間の準備のすえ、麗水にご訪問いただき、調査団の皆さんを市民たちとともに心より歓迎する」としながら、「我々の情熱や意思を集めて、2012万国博覧会が麗水で開催されることを信じてやまない」と述べた。
●実態調査は綿密に…
実態調査団は市民たちの熱烈な歓迎とは別に、実態調査人は真剣に臨む様子だった。
かれらは麗水市役所に到着し、朴鉂瑩(パク・ジュニョン)全羅南道知事や呉鍱燮麗水市長、市民団体代表などの歓迎の挨拶をうけ、市民たちの招致への熱望や準備状況に耳を傾けた。
この席に出席したある関係者は、「準備状況を細かくメモし、時には鋭い質問をする姿が印象的だった」と伝えた。
これに先立って、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は同日午前、大統領府で調査団と会った席で、「2012万国博覧会が必ず麗水で開催できるように協力してほしい」と語った。
同日の面談は博覧会開催に対する政府レベルの意志を公式に伝える場で、招致委の関係者や財政経済部、海洋水産部、建設交通部、企画予算処の長官などが同席し、準備状況などを説明した。
goqud@donga.com jefflee@donga.com






