「国民マラソナー」李鳳柱(イ・ボンジュ、37、三星電子)も年には勝てないようだ。
18日に開かれる「2007ソウル国際マラソン兼第78回東亜(トンア)マラソン大会」に向け、12日の昼食から食事療法に入ったが、その強度が全盛期に比べて一段と弱い。かつては、「9—9法」を取り入れた。最初の3日間は9食を肉と水だけ、最後の3日間は9食を炭水化物のみ摂取する食事法だ。
しかし、今回は体力調節のために、最初の6食をたんぱく質や水、後半の6食を主に炭水化物を食べる「6—6法」を取り入れている。
食事療法は体内のエネルギー源のグリコーゲンを最大摂取するための食事法。人体は体内に不足したものが生じれは、次により多く貯蔵しようとする本能がある。これをスポーツ科学的に利用する食事法だ。しかし、炭水化物を完全に枯渇させ、またつめこむ極限的な食事法なので、体力の消耗が激しい。李鳳柱が「9—9法」から「6—6法」に変えた理由だ。
李鳳柱は14日朝まで、1食に牛肉約500グラムと水だけを飲む。ロースやカルビなど、最も柔らかい肉だけを食べるが、1日過ぎただけでも、まるでゴムをかむような気がする。その上、午前と午後に70分ずつ2回の持久走(13〜14キロ走)をするので、体内のエネルギー源のグリコーゲンは完全に枯渇し、力の尽きた状態となる。隣で一言声をかけても、神経質にならざるをえない。だから、「地獄の食事療法」とも呼ばれる。
14日の昼食からは炭水化物を主とした食事をする。主にもち米で炊いたご飯つきの韓国料理を食べるものの、飽きるのを防ぐためにチャジャンミョンやパンも一緒に食べたりする。
李鳳柱がこのような「地獄の過程」を選んだ理由は、とりもなおさず記録短縮のため。昨年12月末から強度の高いトレーニングをこなしてきたが、スポーツ科学の賜物の食事療法で「+アルファ」の記録短縮をねらっているのだ。李鳳柱は今回の大会で、00年の東京マラソンで更新した自己の韓国記録(2時間7分20秒)の更新にチャレンジする。
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