
韓国ショート・トラック男女代表チームは、世界選手権大会最終日の12日、6個の金メダルを総なめして世界のトップであることを改めて知らしめた。大会序盤の不振を吹っ飛ばす、すばらしい逆転だった。
男女看板選手の安賢洙(アン・ヒョンス、韓国体育大学、写真)と陳善有(チン・ソンユ、檀国大学)を筆頭にした韓国はイタリア・ミラノで行われた今大会、2日間4種目で1個の金メダルしか取れない不振を見せた。
しかし、最多のメダルがかかっていた12日、韓国選手らは試合を完全に支配した。女子1000メートル決勝で陳善有と鄭恩珠(チョン・ウンジュ)が並んで1、2位を占めると、前日まで2個の銅メダルに止まっていた安賢洙が1000メートル決勝で優勝してこれに応えた。女子スーパーファイナル3000メートルでは陳善有と鄭恩珠がそれぞれ1、2位でゴールインした。女子3000メートル、男子5000メートルのリレーは、ずば抜けた技量を披露した韓国選手の舞台だった。
安賢洙は金1、銀1、銅2個で、総合点数81点を得て、63点に止まったカナダのチャルス・へマリンを抜き、個人総合5連覇を成し遂げた。男子5連覇は最初であり、女子では中国の楊揚A(引退)が6連覇の記録を保有している。
昨年、トリノ五輪3冠王の陳善有も金2、銀1個で総合点数89点を得て、個人総合3連覇を達成した。韓国代表のニューフェイス・鄭恩珠は金1、銀2、銅1個で、陳善有と同じ89点を記録したが、「同点の場合、最後の種目(スーパーファイナル3000メートル)の順位で総合順位を決める」という大会ルールに従い、2位に止まった。
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