「韓流」熱のさめやらぬ米女子プロゴルフ(LPGA)ツアーが、いよいよ88日間の冬眠から目を覚ます。16日、ハワイ・ホノルル・タートルベイGC(パー72)で開幕するSBSオープンを皮切りに、11月ADTチャンピオンシップまで9ヵ月間、31の大会を行う大長征に突入する。
昨年、史上最多の11勝を記録したコリアンパワーは、今年も依然として強さを示す見通しだ。まずは人海戦術。韓国人または韓国系選手は49人にのぼる。LPGA登録選手の中に、金氏だけで11人もいる。
新旧世代が安定した調和を形づくっている。昨年、カムバックに成功した米国進出第1世代の朴セリ(CJ)と金美賢(キム・ミヒョン、KTF)は第2の全盛期をもくろんでいる。今季が終われば名誉の殿堂入りが確定する朴セリは、「いつよりも意味のあるシーズンであるだけに、かならず何かをお見せしたい」と話した。
李美娜(イ・ミナ、KTF)、李宣和(イ・ソンファ、CJ)、金珠美(キム・ジュミ、ハイト)、任晟娥(イム・ソンア、農協ハンサムイン)らは優勝経験をベースに、いっそう安定した技量を見せるものと期待されている。今季デビューを果たすホン・ジンジュ(SK)、金ソンヒ(フィラコリア)、金インギョン、パク・インビらは新人らしくない抜群の技量を持つ「若手」。
韓流の独走を食い止めるライバルとしては、ロレナ・オチョア(メキシコ)、カリー・ウェブ(豪州)、アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)の「ビック3」がまず挙げられる。オチョアは昨年、6勝をあげて賞金・最多勝・今年の選手賞を総なめした勢いを再現する覚悟だ。昨年5勝をしたウェブは最近、オーストラリアで開かれた欧州ツアー大会で2週連続首位に立ち、気持ちよくウォーミングアップを終えた。
昨年3勝にとどまってトップの座から退いたソレンスタムは、過去の光栄を取り戻すために汗を流しており、シーズンデビュー戦を来月、メキシコで行う。
シーズンの序幕を開くSBSオープンは、韓国人選手36人が出場しており、昨年は金珠美が延長の接戦の末、優勝カップをゲットした。SBSゴルフチャンネルは16〜18日、毎日午前8時から生中継する。
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