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「第2の中東」カザフスタン、「高麗人が占領した」

「第2の中東」カザフスタン、「高麗人が占領した」

Posted January. 02, 2007 03:01,   

空港からアルマトイ市内に入る際、3年前に見たときとは大きな変化がひと目に入った。古いソ連製の乗用車が走っていた道をベンツやBMWのような高級な外車が走っている。都市全体が巨大な建設現場と言えるほど新しい建物が建て続けられている。天山山脈の方に向かう外郭の中産層の居住地域には絵のようなタウンハウスが目立った。

カスピ海油田開発でかせいだ「オイル・マネー」がたくさん流れ込んでいることを実感しながら「第2の中東」という言葉が自然に頭の中に浮かんだ。

アルマトイ市内の建設現場でよく見られるロゴはクアト(オレク・ナム社長)。カザフスタン最大の建設会社で代表的な高麗人企業だ。ソ連の国家代表ボクシング選手出身のユリ・チェ・カザフスタン高麗人協会長が14年前に設立した。「オイル・マネー」と首都をアルマトイからアスタナに移転しながら、新都市建設で巻き起こった「建設ブーム」に支えられ、爆発的に成長した。

この4年間、会社の規模が50倍も大きくなった。「オイル・マネー」で懐が厚くなった中産層を狙ってアルマトイとアスタナに高級な複合建物と現代式のオフィスビルを建てたのが的中したからだ。アルマトイの「ランドマーク」であるアルマトイタワーと政府総合庁舍もクアトが建設した。

また、他の大手建設会社ベルテックス(オガイ・エドゥアルト社長)と大手土木会社アルマティン(ブロニスラフ・シン社長)も高麗人の会社だ。カザフスタンの建設業界は「高麗人が占領した」という言葉は誇張ではない。

このように急激な経済成長期にチャンスをつかみ、一躍金持ちになった30、40代の若い高麗人が多い。

アルマトイ最大のショッピングモールのメッカ。最も大きな空間を占めるのは、電子流通会社「スルパク」の直営売場だ。スルパクは共同代表であるカザフスタン人のスルタン社長と高麗人のアンドレイ・パク社長の姓から取った名前だ。売り上げは業界2位の規模。パク社長は著名な工学者イバン・パク博士の息子だ。

最大の電子製品流通会社であるプラネット・エレクトロニキ(バチェスラフ・キム社長)と3位規模のテフノドムプラス(エドゥアルト・キム社長)も高麗人の会社だ。

高麗人の各企業は主に建設と電子製品の流通を基盤に成長した。韓国の各企業が強みを見せる分野だ。LGと三星(サムスン)電子は中央アジアの電子製品市場を席巻しており、韓国の中堅建設会社18社が現地に進出している。

高麗人の各企業家は事業初期に韓国企業と協力して事業のノウハウを学んだ。今では高麗人らが韓国企業の現地進出を手伝う場合も多い。

経済的に苦しむ高麗人も依然としているが、多くのカザフスタン高麗人には苦しい姿を見つけることができなかった。農村地域の高麗人らも専ら「私たちは暮らすことは問題ないので心配しなくてもいい」と話した。

カザフスタン高麗人らの地位をよく示すのがクアトが建てた高級の複合ビルにある高麗人会館だ。出入口と窓のデザインを伝統的な韓国の屋敷の模様をかたどったこのビルはカザフスタン高麗人協会の所有で、1、2階は協会が使用し、残りの階は賃貸している。高麗日報社と高麗人青年会など韓人関連の各団体もすべてここに集まっており、名実共に韓人センターだ。この会館は、韓国やカザフスタン政府の支援なしに高麗人らが力を合わせて建てたものだ。協会の事務局長は「私たちの力で建てることができるのに、どうして故国に支援を求める必要があるだろうか」と聞き返した。

カザフスタン中小企業連合会のローマン・キム会長は、「カザフスタン経済のダイナミックな成長はこれからだ。一緒に手を取り合って機会を作ろう」と、韓国企業の積極的な進出を希望した。



kimkihy@donga.com