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胃がん・糖尿「オーダーメード医療」の道開く

胃がん・糖尿「オーダーメード医療」の道開く

Posted December. 14, 2006 07:27,   

韓国人の遺伝的な格差を示す遺伝子(DNA)変異の地図(ヒトゲノムマップ)が韓国内で初めて完成した。

科学技術部は13日、韓国人90人のDNAから2万5000個の「SNP(一塩基遺伝子多型性)」を見つけ出し、12月中に国際的なSNPデータベースの「dbSNP」のオフィシャルサイトに掲載する計画だと伝えた。

これまで韓国内の研究者らに韓国人の一部遺伝情報が提供されたことはあるが、大規模に海外のデータベースを通じて公開されるのは今回が初めてだ。

SNPとは、皮膚と髪の毛の色、体質、病気、感受性など個人と人種の遺伝的特性を示す部分で、DNAの0.1%にあたる。

一つ屋根の下の家族であっても目と鼻、口の形がそれぞれ異なるのも、これの格差のためだ。

SNPの機能が究明できれば、遺伝的違いから生じる病気をオーダーメード医療で治療できる道が開かれる。

海外では02年から、6カ国200人の科学者からなる遺伝子研究コンソーシアムが、人ごとに格差がある特定遺伝子の詳しいマップを作製してきた。

このヒトゲノムマップはSNPの集合体である「ハプロタイプ(haplotype)」から取ってきて、ハプマップ(Hap Map)と名付けられた。

これまでハプマップには、ナイジェリアと米国からそれぞれ90人、中国45人、日本44人など269人から得た330万個のSNP情報が登録されていた。

科学技術部は今回登録される2万5000個のほかに、来年4月に101万個を追加で登録するなど08年まで総200万個の韓国人SNP地図を完成する計画だ。

科学者らはこの地図を土台に、病気に関連した諸遺伝子らを捜し出し、病気の診断と予測、治療法などが開発できるようになる。

研究を主導した韓国科学技術院バイオ科学科の姜昌遠(カン・チャンウォン、写真)教授は、「今回のヒトゲノムマップの作製は、胃がん・糖尿など韓国人がかかりやすい疾病の原因を探すのはもちろん、人種間の比較分析と研究にも活用されるだろう」と述べた。

同研究は、韓国人固有の疾患と薬品の反応にかかわる遺伝子を究明するための「韓国人のハプロタイプ情報事業」の一つとして行なわれた。



kunta@donga.com