ソウル市は23日、地下鉄とバスの基本料金が来年2月から12.5%ずつ引き上げられるなど、ソウル市大衆交通の料金が大幅に値上がりすると明らかにした。
ソウルと京畿道(キョンギド)、仁川市(インチョンシ)などを結ぶ広域バスの料金が一斉に21.4%も引き上げられるうえ、地下鉄の料金も、料金算定の基準となる距離を現在よりさらに短縮する方式に変わり、遠距離の通勤者にはさらに多くの負担を与えるようになる見込みだ。例えば、盆唐梧里(プンダン・オリ)駅〜ソウル市役所駅の区間を通勤する場合、現在は往復2400ウォンだが、今後は25%上昇した3000ウォンを支払わなければならない。
ソウル市の大衆交通料金の引上げは、04年7月に大衆交通システムを改編してから2年7カ月ぶりに行われるもの。
▲大衆交通料金の大幅な引き上げ〓ソウル市はひとまずバスの基本料金を現行の800ウォンから900ウォンに引き上げるほか、一回券の発行など費用を発生させる現金の乗車を減らすため、現金で乗車時には現在より200ウォン多い1100ウォンのペナルティーを課すことにした。また、経営収支が悪化している広域バスの料金を1400ウォンから1700ウォンへと21.4%引き上げる方針だ。現在、検討している域内バスの料金も一般バスに似たようなレベルで引き上げの幅を決める予定だ。
地下鉄の料金はさらに大幅に引き上げられる。基本料金はバスと同じく100ウォンが引き上げられるが、料金算定距離が来年から、基本12キロメートル・追加6キロメートルから基本10キロメートル・追加5キロメートルに短縮される。基本料金で行ける距離が短くなり、追加される区間からは5キロメートルごとに100ウォンの追加料金が課され、利用者の負担が増える。
ソウル市はこれに関連し「基本料金の引き上げと地下鉄の料金算定距離などを考慮すれば、地下鉄の料金は15%値上がりすることになる」と伝えた。
▲自主再建への努力が足りない〓ソウル市は「経営収支が悪化しやむを得なかった」と値上がりの背景を説明したが、運送コストの削減に向けた十分な努力を注いでいないという点から、批判の声があがっている。3%レベルの物価上昇率よりはるかに高い12.5〜25%台の大幅な値上げ策を立て、経営赤字問題を打開しようとしているとのこと。
ソウル市はソウルメトロと都市鉄道公社などが今後、自己再建にの努力を繰り広げ、年間350億ウォンのコストを削減する計画だと明らかにしたが、労使間の合意が前提になってこそ可能なものであることから、実行できるかどうかは不透明な状況だ。
一方、ソウル市は市議会の意見聴取、物価対策委員会の審議などを経て、来年2月に大衆交通料金を調停する計画だ。
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