Go to contents

三星デザイン学校のパワー 晩学のデザイナーが独デザイン賞

三星デザイン学校のパワー 晩学のデザイナーが独デザイン賞

Posted November. 18, 2006 04:17,   

●晩学の入門…ドイツのレッドドットデザインのコンセプト賞受賞

多くの若者が「もう遅い」と言ってあきらめる。

もう少し頑張って私が本当に希望する大学と専攻を見つけたなら…。大学に通いながらも頭の中は複雑だ。

しばらく彷徨もするが、本当に「好きな仕事」を捜すことができないまま、それももう仕方がないと諦めて就職する。

しかし、朴サンヒョン氏(28)と金ジエ氏(27)は、自分たちの前に置かれた人生の道でふと立ち止まった。それぞれソウル大学機械工学科とソウル大学生物学科を出た二人は今までの仕事を続けることもできた。しかし、心の中で叫ぶ小さな響きを聞いた。

「今までよりこれから生きていく日々がもっと多い。遠回りしてゆっくり行くとしても決して遅くない。あなたが切に望む事を勇気を出して始めなさい」

彼らは24日にシンガポールで開かれる世界3大産業デザイン賞のうちの一つであるドイツのレッドドット(reddot)デザイン賞を受賞する。製品デザイン、コミュニケーションデザイン、デザインコンセプトなどこの賞の3つの部門のうち、昨年新設されたデザインコンセプト部門だ。

●三星デザイン学校のパワー…情熱があれば夢は実現する

朴氏と金氏は大学卒業後に入った職場生活を辞めて、昨年ソウル江南区論硯洞(カンナムグ・ノンヒョンドン)にある三星(サムスン)デザイン学校(SADI)の製品デザイン学科に後になって入学した。

1995年に三星物産が設立して運営したが、2000年に三星電子に運営権が渡された同校は高校卒業者なら誰でも志願できる3年学制のデザイン教育機関だ。

教育人的資源部が公式学位を与えないのにもかかわらず、現職出身のデザイナー教授陣と先端施設を取り揃えて人気が高まりつつある。コミュニケーションデザイン学科とファッションデザイン学科だけで運営されていたが、昨年に製品デザイン学科が新設された。朴氏と金氏はこの学科の第1期入学生だ。

叩けば開かれるという信念で、朴氏は各大学のデザイン学部の教授らに電子メールを送って、一歩遅れてデザインを学ぶ方法を問い合わせた。ソウル大学デザイン学部の李舜鍾(イ・スンジョン)教授が自分の授業を聴講しなさいという提案をして、ここで自信を得た後、SADIの門を叩いた。

生物学を専攻した金氏も入学面接を控えて「果たしてうまくできるだろうか」と心配した。

しかし、面接の場で会った教授らは「デザインはアイディアだから、美術の実力は評価しない」と話した。次世代の携帯電話をデザインしてみなさいという注文に、液晶が扇子模様に広がる易しい絵を描いた。教授らは満足そうな微笑みを見せた。

●社会と呼吸する生きているデザイン

今年、レッドドットデザイン賞のデザインコンセプト部門は世界各国の84チームが受賞する。

このうち、韓国は三星電子、LG電子など2社とSADI、弘益(ホンイク)大学、檀国(タングク)大学、テジン大学など6校など計8チームが含まれた。SADI所属で1チームを成して、今回受賞する朴氏と金氏は企業のデザイン人材も、20代初めのデザイン専攻の大学生でもないため、さらに注目された。

彼らの出品作は「ボンボンパクソ」という名前の子どもの遊び道具だ。衝撃を吸収するラテックスフォーム材質で作った帽子と手袋、ブーツだが、これを着用すれば、子どもたちが拳を振り回して争ってもけがをしない。

朴ヨンチュンSADI教授は「コンピューターゲームにはまって外で遊ばない最近の子どもたちに新しい遊び文化を提示したコンセプト」とし「親が止める子どもたちのけんかを逆発想を通じてデザイン素材で活用した」と評価した。

将来の計画は何だろうか。入社または留学という答えが出るだろうという期待は見事に外れた。

「楽しい仕事をしながら一生懸命に暮らせば、後になって振り返ってみた時、生き甲斐を感じるのではないでしょうか」(朴氏)

「今の考えを言葉で表現してしまえば、それに私を閉じこめてしまうのでは。私の前には常に多くの可能性が開かれているからです」(金氏)



kimsunmi@donga.com