米国で活動する青年科学者3名が、拒絶反応のない画期的な薬物伝達物質を開発した。米コーネル大学生命科学科博士課程のオム・スンホ(32)、李ジョンボム(30)氏と、研究員朴ノギョン氏(34)は24日、DNAの多様な構造を利用し、治療薬物を細胞に効果的に伝達する「DNAゲル」を開発するのに成功したと明らかにした。
生命体の遺伝情報の盛り込まれたDNAは、細い線と曲線からなる二重螺旋構造をしている。このような構造は生命活動に最も適した形を自ら探っていくDNAの性質を反映したものだ。
彼らコーネル大学の研究チームは、DNAをつなぎ合わせて治療薬物の成分を注入できる「半固体」状態のゲルにするのに成功した。
論文の第1著者であるオム氏は、「インスリンと抗生剤の成分をゲルの中に入れて、マウスなどに投与した結果、拒絶反応なしに、化学的に合成した薬品より2倍も高い治療効果が現れた」とし、「これはDNAゲルが体を構成しているたんぱく質に近い構造と性質を持っているからだ」と説明した。
さらにオム氏は、「DNAの自発的構成能力と情報伝達能力は新薬のみならず、コンピュータチップや生体センサーの開発にも役立つだろう」と述べた。この研究結果は、英国の科学ジャーナル「ネイチャー」の姉妹紙である「ネイチャーマテリアルズ」24日付のオンライン版に掲載された。
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