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李栄杓、3試合連続欠場…ASローマへの移籍を拒否した「不敬罪」?

李栄杓、3試合連続欠場…ASローマへの移籍を拒否した「不敬罪」?

Posted September. 19, 2006 06:54,   

3連続ベンチで待機。負傷もなければ、コンディションも良いのに出場の機会がない。尋常でない。

「チョロンイ」こと李栄杓(イ・ヨンピョ、トテナム・ホットスパー)の話だ。李栄杓は18日、ホームで行われたフルハムとのイングランドプロサッカー・プレミアリーグ06〜07シーズン5次戦(0—0の引き分け)に出場しなかった。10日のマンチェスター・ユナイテッド戦、15日のスラビア・プラハ(チェコ)との欧州サッカー連盟(UEFA)カップ1ラウンドに続いて最近3試合連続の欠場だ。

昨シーズンまでは据え置きの主力でプレーしていた李栄杓に果たして、どんなことができたのだろうか。先月末、イタリアプロサッカー・セリエAのASローマへの移籍を拒否した「不敬罪」というのが支配的な見方だ。プロ選手は球団の資産。球団同士で売り買いできるのに、これを拒否すれば、生き残れない。「ボスマン判決(選手の同意なしに移籍できない)」があることはあるが、球団の決定を拒否すれば、厳しい代価を払わなければならない。スペインのモリエンテスもレアル・マドリード時代、移籍を拒否して、ASモナコ(フランス)、リバプール(イングランド)などに賃貸された後、結局今年、バレンシア(スペイン)へ移った。

朴ムンソンSBS解説委員は、「李栄杓が移籍をすると言っていたのにサインする前日にいきなり拒否して、球団のオーナーが『約束の破棄』だとして激しく怒ったと聞いている。現在、李栄杓がプレーできないのは、実力の問題ではなく不敬罪にかかったため」と話した。球団は李栄杓が移籍すると見て、フランス出身のシンボンダ(27)まで迎え入れた状態なので、困惑せざるをえない。信仰篤いクリスチャンの李栄杓は、当時「純粋に個人的な問題だ」と言ったが、「宗教的な何か」でなければ、このような行動はできなかったというのが定説。

李栄杓は「マーティン・ヨル監督とは仲良く過ごしている」と話した。しかし、ヨル監督が選手起用などで全権を振るえず、球団オーナーのダニエル・レビに振り回されているため、李栄杓の出場は簡単でない見通しだ。しかも、カメルン出身のレフトバックのエコト(22)とシンボンダが自分の役目を全うしているため、李栄杓が入り込む隙間もない。ソ・ヒョンウクMBC解説委員は、「他の選手の負傷のほかに、李栄杓が入り込むのは難しいだろう」と話した。専門家らは、「冬の市場で移籍するのが最善だろう」と話している。果たして、李栄杓の運命はどうなるだろうか。



yjongk@donga.com