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[オピニオン]障害者権利

Posted August. 31, 2006 06:56,   

障害は神さまの意思でも人間の意思でもない。そして、本人の意思とも関係なく、障害は突然不運として襲ってきて、一生の不便を強いる。見ることもできず、聞くこともできず、話すこともできず、歩行障害から精神障害にいたるまで。それた障害者は一生、普通の人のように楽しむこともできず、待遇も受けられないまま生きていくのが普通だ。そのような「構造的不平等」の重荷を負って生きている人口は、全世界の約10%ぐらいだという。

◆そんな中、25日、米ニューヨークの国連本部では歓呼と拍手、感激の涙が行き交う場面が演出された。国連の名前で障害者権利協約を採択したためだ。体の不自由な女性と子どもの保護、障害者に対する非人道的な待遇の禁止と人権保護、障害者の平等権の保障、障害者の自律を支援するための移動権の保障などを骨子とした協約だ。「今日は国連と障害者には偉大な日だ」という言葉がおのずと出てきた行事だった。

◆国内の障害者人口はおおよそ215万人で、100人当たり4.6人の割合だ。保健福祉部のこの統計によると、驚くべきことに生まれつきの障害よりは、生まれた後の疾病や事故のための障害が89%に達する。各種の疾患にきちんと対処し、安全事故や交通事故などを防止すれば、その分障害も減るということだ。ともかく、このような障害者の35%が人の助けなしには日常生活は困難だ。リハビリ補助器具が必要でも費用がなく買えない人が60%に達する。障害者の生存環境を物語っている。

◆按摩師の資格を資格障害者のみが持つのは違憲という憲法裁判所の決定以後、もたらされた混乱がやっと収まってきている。国会は29日、「資格障害者のみ」が按摩師になれるよう医療法の改正案を成立させた。「ハンディキャップ」という言葉から普通の人より基本的に不利という前提を含んでいる。障害者の不便と苦痛を、障害のない側から先に配慮し、理解して助ける社会であるべきだ。誰でも「予備の障害者」であり、誰も後代の障害を避けると断言できないからである。

金忠植(キム・チュンシク)論説委員 skim@donga.com