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[オピニオン]「危険な訪問者」

Posted July. 03, 2006 03:28,   

ソウル市内の区長の任期を終えた人の一言が、いつまでも耳にのこる。「家に尋ねて来る人に気を付けなさい。秘密裡に会おうとする人は公正なゲームを期待する人ではない。彼に会えば必ず深刻な事に巻き込まれる」。公開された事務室を避けて、敢えて家に尋ねてくる人を警戒せよとのことだ。地方の知事を退職するある人も、「疑われるようなことはしないように」と強調する。私邸での面会は疑われるもので、災いの火種だ。

◆「天知り、地知り、人が知り、己が知っているではないか」とは中国の歴史書に出てくる話だ。夜中に私邸に金塊を持って来て、「誰も知らないので受け取ってほしい」との要請に、断りながら話した言葉だ。闇取引の賄賂は誰も知らないようだが、結局すべて知られてしまうという話だ。牧民心書にも「賄賂は夜中に取り交わすのにもかかわらず、朝にはすでに噂が広がってしまう」と書かれている。

◆職を退く第3期地方自治体長248人のうち、3分の1ほどが各種の不正で起訴された。正確には31.5%である78人が政治資金法の選挙法違反及び収賄などで司法処理されたのだ。1期の23人、2期の60人に続き、増え続けてきた結果だ。多くは、開発の情報を流すとか、建設施工業者の賄賂を受け取る過程で見つかり、結婚式のお祝いの名目で金を受け取って、刑務所に入れられたりした。透明でない密室(私邸)での誘惑に負けたせいが大きい。

◆私邸と「奥様」は針と糸のような関係だ。地方選挙の過程で浮上したハンナラ党の金鄹龍(キム・ドクリョン)議員夫人、朴成範(パク・ソンボム)議員夫人の金品授受がその証拠だ。数億ウォンの公認献金、ドルの札束とブランドハンドバッグを受け取り、夫を苦境に追い込んだのはすべて奥様たちだ。枕元の訟事という言葉ができた理由でもある。「公正なゲーム」で勝算がないと判断した人々は、たいてい非常手段を選ぶ。第4期地方自治体の人々は、「私邸と奥様」のために苦境に追い込まれないことを望む。

金忠植(キム・チュンシク)論説委員 skim@donga.com