リレー・プレイング、誠意のこもった祭事、母校体育館での応援…。
サッカー韓国代表とトーゴの決戦を翌日に控えた12日、「太極戦士」こと韓国代表メンバーたちの家族は、落ち着いた表情で勝戦の便りを待っていた。
李栄杓(イ・ヨンピョ)の母親朴ジョンスン氏(69、京畿道軍浦市)は毎日祈りをあげている。朴氏は「栄杓だけでなく、天秀(チョンス)、智星(チソン)、宰榛(ジェジン)が仲良く1ゴールずつ決めるでしょう」とし、「素晴らしい一戦を繰り広げ、世界の舞台へ進む契機になれば、と思っている」と語った。夫人は生後14ヵ月になった娘と共にソウルの実家で応援する計画だ。
朴主永(パク・ジュヨン)の母親金オクラン氏(53)は現地で息子を見守るため11日、ドイツ・フランクフルト行きの飛行機に乗った。父親朴ピルヨン氏(53)は12日、慶尚北道(キョンサンブクド)東海岸の祈祷院に入った。
朴選手一家が通っている大邱(テグ)トングァン教会の信徒らは、先月28日から1日2時間ずつ、朴主永と韓国代表の善戦を願ってリレー・プレイングに臨んだ。これまで約500人が参加した。
母校の大邱・青丘(チョング)高校は、13日に教職員100人と生徒1300人が赤いティーシャツを着て登校し、夜遅くまで応援することにした。ペク・ジャンフム校長は「朴選手が善戦すれば学校周辺の通りを『朴主永通り』にする計画を進めている」と伝えた。
鄭暻鎬(チョン・ギョンホ)の母親金ヨンジャ氏(50)は、13日、江原道三陟市遠徳邑(カンウォンド・サムチョクシ・ウォンドクウプ)のホサン市場で住民と共に応援する計画。
李乙容(イ・ウルヨン)の自宅がある仁川市南洞区間石洞(インチョンシ・ナムドング・カンソクドン)マンション団地の住民(1700世帯)は、応援を住民和合の祭りにする予定だ。マンションの真ん中にある噴水台に大型のテレビを設け、婦人会が準備した食べ物を一緒に食べながら力強く応援するとしている。
同マンション団地の管理事務所関係者は「昨年9月に入居し、団地内がよそよそしい雰囲気だったが、李乙容が初めてのゴールを飾れば雰囲気ががらりと変わるだろう」と期待感を示した。
13日は金珍圭(キム・ジンギュ)の祖父の祭事の日。慶尚北道盈徳郡(キョンサンブクド・ヨンドクグン)の実家に、金珍圭を最も大事に思っている祖母(78)と母親チョン・グムジャ氏(53)など家族約10人が集まり、落ち着いて試合を見守る計画だ。
金竜大(キム・ヨンデ)の父親金ホドゥ氏(64)と母親ソン・ヨンスン氏(57)はソウル江南区三成洞(カンナムグ・サムソンドン)の奉恩寺(ポンウンサ)で供養した後、慶尚南道密陽市(キョンサンナムド・ミルヤンシ)の自宅で過ごす計画だ。
金斗鍱(キム・ドゥヒョン)の父親金イルドン氏(48・京畿道東豆川市)は「ただ負担を感じずに走るように、と頼んだ」とし、「国民が一つになって応援するから、選手らも力が沸いてくるだろう」と語った。
金泳𨩱(キム・ヨンチョル)、金南一(キム・ナムイル)の母校である仁川富平(プピョン)高校と、白智勲(ペク・ジフン)、金珍圭が卒業した慶尚北道・安東(アンドン)高校は、夜間の自律学習の時間を減らし、校内体育館で応援を行う。






