
「2006ワールドカップ」開催国のドイツが、「ポルディ王子(Prinz Poldi)」熱風に包まれている。「ポルディ王子」とは、ドイツの次世代ストライカー、ルーカス・ポドルスキ(21、FCケルン)選手の愛称だ。ハンサムな外見にずば抜けたサッカーセンス、そして謙虚な態度。彼はドイツ代表メンバーの中で最年少だが、人気は最高だ。彼は、ドイツ代表メンバーとしては唯一、アディダスの新しいサッカーシューズ・モデルに選ばれた。彼が行く所はどこでも、女性ファンの波が押し寄せてくる。
人気の理由は様々だが、何よりもそのサッカーの実力について触れなければならないだろう。
左足が武器のポドルスキは、ユルゲン・クリンスマンの再来と呼ばれるFWで、若いヨハン・クライフ、またはライアン・ギグス(マンチェスター・U)とも呼ばれている。
確実なゴール決定力と柔軟なドリブル能力、そして優れた瞬発力と強烈なミドルシュート能力をも合わせ持つ彼は、「得点マシーン」と呼ばれるに相応しい。
バイエルン・ミュンヘンのフェリックス・マガト監督は、イングランドの新星ウェイン・ルーニー(マンチェスター・U)と比較し、「ルーニーは力強いかわりに荒いが、ポドルスキは優雅だ。若い選手だが、ベテラン選手のような落ち着きがある」と評価した。
ポドルスキは03年、18歳でドイツプロリーグ・ブンデスリーガに彗星のごとく現れた。その才能を見抜いたマルセル・コラーFCケルン監督は、彼をセンターFWとして電撃的に抜擢した。03〜04シーズン成績は、19試合10ゴールだった。
FCケルンが2部に降格した04〜05シーズンでは、30試合24ゴールをあげ、2部リーグの得点王に輝いた。1部リーグに再復帰した05〜06シーズンでは、32試合12ゴールをあげた。
ポドルスキは04年6月7日、ハンガリー代表との親善試合でドイツ代表としてデビューを飾った後、EURO2004(2004ヨーロッパサッカー選手権大会)、FIFAコンフェデレ—ションズカップを経て、ドイツ代表FWとして浮上した。
ポドルスキは、先月28日に行なわれたルクセンブルク代表との親善試合で2ゴールをあげて24試合12ゴール。現在もゴール記録を更新中だ。2−2で引き分けた31日の対日本代表戦では、無得点に終わった。
今でこそドイツの希望株として期待されているが、彼はポーランド・グライヴィッツ出身だ。父のバルドマル・ポドルスキは、ポーランドリーグのサッカー選手だった。3歳でドイツへ移住、現在はドイツ市民権を持っている。ドイツとともにA組に属しているポーランドがポドルスキ獲得に乗り出したが、市民権がないことが後で分かり、引き抜きをあきらめたという逸話が伝えられる。
しかし、彼の生活は相変らず「ポーランド的」だ。家ではポーランド語を使い、ガールフレンドが作ったポーランド料理を楽しむ。
音楽もやはり、ポーランド音楽を好む。ヒップホップとR&Bが好きだという彼は、ホテルでも家でも、スタジアムに移動する車の中でも、ポーランドのグループ「ペイア」「WWO」「メジョ」などの音楽を好んで聞く。
ワールドカップを通じ、彼はさらに成長するだろう。FCケルンとの契約が07年に切れることになっているが、既にバイエルン・ミュンヘン、ハンブルガーSV、ブレーメン、スペイン・プリメーラリーグのレアル・マドリッドなどがラヴコールを送っている。しかし、彼が好きなチームはFCバルセロナだ。
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