言葉をつくることが好きな人々が考えたものに、「酒とゴルフの共通点」がある。一人ですればつまらない。簡単に征服できない。すればするほど強くなる。同伴者の人間性がうかがえる。終わる時には、別れ惜しくてもっとしたくなる。「ナイス・ショット」と聞けば気分がいい。二度としないと言っても、また手を出す。適度にすれば体にいいが、やり過ぎると健康を害する。度が過ぎると、家庭や職場で問題になる。この段階になれば、酒であれゴルフであれ「中毒」という診断を受ける。
◆李海瓚(イ・へチャン)首相は、趙淳(チョ・スン)ソウル市長のもとで政務副市長として働いたことがある。国会議員の時はゴルフ場を予約してくれと頼む人はいなかったが、ソウル市副市長時代は予約を頼まれて苦しんだそうだ。李首相は頼みを聞き入れながら、「ゴルフがそんなにいいものですか」と聞いていたという。李首相がゴルフにのめり込んだ時期は、政治行動と関係がある。当選4回のうえ教育部長官まで務めたが、大統領選の党内選挙候補群には入れなかった。李首相はこの頃、ゴルフにはまっていった。
◆首相になってからは言葉使いも荒くなり、時と場所をわきまえずゴルフを始めた。李首相ほど、ゴルフ問題が話題になった歴代の首相はいない。昨年4月、洛山(ナクサン)寺が全焼した大型の山火事が起こった時もゴルフをしていた。国会で「このようなことがないよう謹慎する」と言ったが、「のど元過ぎれば…」である。同年7月には、全国で水害が起こったにもかかわらず、済州島(チェジュド)に行ってラウンドをまわった。ある事業家がつくった「李首相中東歴訪記念」の鳳凰柄のゴルフボールも誕生した。
◆李首相は、ブローカーのユン・サンリム容疑者と数回、ラウンドをまわった。ユン容疑者との関係をめぐり、国会で洪準杓(ホン・ジュンピョ)議員と舌戦をした翌日、李首相は釜山(プサン)でゴルフをした。3・1節(独立運動記念日)87周年のうえ、鉄道工事労組のストが始まった日である。約1年間、教育部長官を務めた後に「李海瓚世代」という言葉が生まれたが、首相を終えれば、「李海瓚ゴルフ」という言葉が誕生するか。時と場所をわきまえないゴルフ、誰にも止められないゴルフという意味だ。
黄鎬澤(ファン・ホテク)論説委員 hthwang@donga.com






