
ソウルチョンウォン中学校3年生に在学中のコ・ビョンウク(16)選手が2日、ソウル泰陵(テルン)の選手村国際スケート場で行われた第87回全国冬季体育大会・スピードスケート男子中等部5000メートルで、7分14秒04の大会新記録をマークして優勝した。従来の記録は昨大会の時、自分が立てた7分16秒32だった。
同日、2位の金ジミン(ソクグァン中・7分25秒57)とは11秒53の差が出たほどその年齢層で相手を探し難いコ・ビョンウクは、聴覚障害2級の障害人だ。特殊補聴器を使わないと、出発を知らせる銃声さえ聞けないほどなので、音に敏感に反応しなければならないスタートに弱点がある。しかし、持久力は抜群だ。
コ・ビョンウクは昨年12月、総合氷上選手権の時、男子5000メートルと1万メートルでトリノ冬季五輪に出場する国家代表のヨ・サンヨプ(韓国体育大学)選手に僅差で遅れる2位で決勝線を通過して大会関係者たちを驚かせた。
シンゴ小学校6年生の時からコ・ビョンウクを指導してきた金ビョンギ・コーチは、「ビョンウクは人並み以上の勝負欲を持っている。今日、5000メートルの記録が自分の最高記録の7分6秒台には大きく及ばず、優勝はしても落ち込んでいた」と話した。
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