作家・李外秀(イ・ウェス)氏は先週、江原道華川郡上西面多木里(カンウォンド・ファチョングン・サンソミョン・タモクリ)の「感性村(カムソンマウル)」に引っ越した。同氏は1965年から春川市(チュンチョンシ)に居住し「春川といえば思い浮かぶ人物」の一人に選ばれてきたが、還暦を迎えた年に根拠地を移した。
そこには、鄭甲𨩱(チョン・ガブチョル)華川郡守の「キャンペーン」が働いている。03年に李外秀氏が春川市校洞(キョドン)宅周辺の環境が多少騒々しくなり、引越し先を探しているという情報を耳にした鄭郡守は、華川郡政策企画団の補佐陣と共に、李氏を訪ねて「三顧の礼」を尽くした。鄭郡守は候補地を5カ所も提案した。
李氏は「鄭郡守が『望みの場所を選んでくれれば、執筆する部屋と研修館、野外舞台を建てる』と提案し、最も小さいけれど静かな場所を選んだ」と話した。各自治体が「文人の迎え入れるための激しい競争」を展開している。該当地域に縁故がある知名度の高い文人を「地域ブランド」を高めるシンボルにするため、市長・郡守らが全力を挙げているのだ。文人たちは、歌手や俳優に比べ都市的な消費文化や「無国籍文化」のイメージが薄い。
しかしながら画家や音楽家よりは、大衆への親和力が高い。浮上してはすぐに沈む大衆文化スターらとは異なって、レベルの高い固定ファンが多く、作品の影響力は世代を越えて続く。地域のイメージを高級化するのに文人ほど良いシンボルはないというのが、各自治体広報関係者たちの説明だ。慶尚南道統営市(キョンサンナムド・トンヨンシ)の陳義丈(チン・ウィジャン)市長は、17日は1日中道路の上で過ごした。
午前に統營を発ち、江原道原州市(ウォンジュシ)の土地文化館で元老作家の朴景利(パク・キョンリ)氏を車に乗せ、同夕ソウルで開かれた「芸郷・統営を考える人々の集い」の会場までお供して行った。陳市長は、近ごろ故郷の統営を訪れていない朴氏を昨年2回招待し、大きく注目された。チョ・ムンス統営市長補佐官は「朴景利先生の肉声の演説を収録し、資料を集めている」と述べ、「文化館を建てることになれば、展示する予定」と話した。
作故した著名な文人の生家や作品に登場する場所を観光資源化する作業も、全国の各所で行われている。京畿道楊平郡(キョンギド・ヤンピョングン)は小説家・黄順元(ファン・スンウォン)の短編『夕立ち』の舞台だった西宗面(ソジョンミョン)スルン里に、「夕立ち村」を造成する工事を、今年2月に開始する計画だ。
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