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新年に開催予定の多彩な30の行事

Posted December. 31, 2005 06:17,   

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今年、東亜(トンア)日報が主催する美術関連行事の中には、国内外の逝去作家2名の大規模な個展とデザインが含まれている。

▲小亭・卞𨛗植(ソジョン、ビョン・クァンシク)遺作展〓2月17日〜5月7日、ソウル国立現代美術館、鄹壽宮(トクスグン)美術館の分館と全館で開かれる韓国画家の小亭・卞𨛗植(1899〜1976)展は、故人の他界30周期をむかえ開かれる特別企画展。黄海道(ファンヘド)で生まれた小亭は、近代期の韓国画を代表する作家として評価されている。今回の特別展は、1975年に本社主催で開かれた回顧展に続くもので、31年ぶりに開かれ意味深いものだ。

小亭は、母方の祖父である小琳・趙錫晉(ソリム、チョ・ソクジン)が関与していた書画美術院で、以堂・金殷鎬(イダン、キム・ウンホ)、心汕・盧壽鉉(シムサン、ノ・スヒョン)、青田・李象範(チョンジョン、イ・サンボム)などと一緒に勉強し、1925年に日本に渡り、東京美術学校を修了した。韓国の独立後は初期国展に参加したが、審査の不正に失望し、その後は国展には参加せず作品製作にだけ没頭した。

小亭の画面の特徴は、上から見下ろす視点を使いながらも、ダイナミックさと立体派風の感じを持たせるというものだ。観念山水でなく、厳格な事実をもとにしながらも、滑稽な面貌が染み込まれており、韓国的趣がたっぷり感じられるという評だ。作家が主に画いた金剛山(クムガンサン)の風景をはじめ、都会と田舎の風景を画いた日常画も多く出て、作品世界の形成と変貌課程をみることができる。未公開作を含め、100点あまりの韓国画、ドローイングをはじめ、筆、印章など故人が使っていた生活小品までお目見えする。

▲パウル・クレー(Paul Klee)展〓4月7日〜7月2日、ソウル市松坡区芳荑洞(ソンパグ・バンイドン)のオリンピック美術館で、韓国で初めて開かれるパウル・クレー(1879〜1940)展も、今年のブロックバスター展示として期待を集めている。現代抽象絵画の始祖と呼ばれるクレーはスイス出身で、ファンタスティックな雰囲気の版画をはじめ、水彩画、ドローイング、油画など多様な作品を通じて、独自的な造形言語をみせた作家だ。

独逸ワイマールのバウハウス美術学校と、デュッセルドルフ美術アカデミーで教授として活動したクレーの作品は、中高校の美術の教科書でも出会える。今回の展示会には、クレーの多様な作品世界を見せている60点あまりの作品が紹介される。



angelhuh@donga.com