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北東アジアの物流革命、釜山から始まる

Posted December. 20, 2005 08:32,   

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韓国経済の中興をリードする船の汽笛が鳴り響いた。

来年1月19日の開港をひかえ、名称を与えられた新港は、大詰めの工事の真っ最中だ。

同日、名称確定を機に本紙の機動取材チームが訪れた歴史の現場は、どっしりとした大きなクレーンが動き、その間をスタッフたちが忙しそうに行き来していた。

新港が、北東アジア物流のハブ基地として、徐々に偉容を現しつつある。

10日に部分開港した世界最大規模の中国上海洋山港と競うための、準備をしているのだ。

▲22兆ウォンの付加価値を創出〓左右11メートルの鉄製コンテナが、空から円を描きつつ降りてきた。地表に着く瞬間の轟音を予想したが、重さ3トンの鉄の箱は、運搬車両ヤードトラクターの荷台に正確に載せられた。トラクターが行ってしまうと、コンテナを拾い上げる機器が、円を描きながら再び飛び上がった。

新港の北コンテナ波止場1−1区域。空港の滑走路を彷彿とさせる9車線道路の上に、高さ65メートルの青い岸壁クレーン9台を載せ、クレーン技士たちは操作訓練に余念がない。20階だてのアパートよりも高い機械が、1時間に35個のコンテナを処理可能な速度で動く様子には、恐怖感さえ感じる。

岸壁クレーンの後方では、コンテナ積載場に積み上げる装備のヤードクレーンが試運転中で、ヤードクレーンの後方に93万坪の広闊な背後物流用地が広がっている。

物流用地では、土木工事の真っ最中。このうち2万5000坪はすでに分譲済みで、来年上半期にビルが建設される予定だ。

02年、海洋水産部の研究によれば、11年まで、釜山(プサン)港に8兆4750億ウォンが投資されると、全国的な生産誘発効果は22兆ウォン、雇用誘発効果は33万人に達すると推計されている。

▲落ち着いて工事を〓港湾公社側は、いかに急ピッチであっても、けして手抜き工事はしないという方針だ。世界的物流港と競争するためには、少しくらい遅れても完璧な準備をしなければならないという説明。これにより、背後進入路舗装工事はもちろん、都市ガスの導入も、本工事に支障を来たさないよう、来年2月末に行うことを決めた。

新港と近隣の菉山(ノクサン)産業団地をつなぐ重要な橋であるギョンマ橋も、小さな事故の発生により、即座に完成を来年3月初めに延期した。

これについて、新港関係者は、「明日すぐに開港しても船が入るのに何の問題もない」と自信をのぞかせた。新港側は、各国の物資の流動量を確保するため東奔西走している。

釜山地方海洋水産庁の尹炳求(ユン・ビョング)釜山港建設事務所長は、「港が正常に運営されるには、開港から3、4年はかかる。新港に十分な勝算があるとみているため、中国のように近隣の港の物資を運んできて新港に揚げるような運営はしないつもりだ」と述べた。