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「姜教授の言行、拘束不可避」検察・警察が判断

「姜教授の言行、拘束不可避」検察・警察が判断

Posted October. 14, 2005 07:36,   

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検察と警察が、国家保安法違反容疑で告発された東国(トングク)大学の姜禎求(カン・ジョング)教授(社会学)が北朝鮮対南前衛機構の指針のような行動を取ったため、拘束は不可避だという判断を下していたことが13日、確認された。

特に対南前衛機構のホームページに韓国戦争と駐韓米軍の性格などに関する姜教授の論文やコラムが多数掲載されていたことも明らかになった。

検察と警察は、既に作成済みの逮捕令状と拘束意見書の中で「姜教授の一連の発言と行動は北朝鮮労働党の統一戦線部所属対南前衛機構・反帝民族民主戦線(反民戦)の指針と一致しており、単なる学者としての見解表明とは思えない」と示していることが分かった。

検察と警察は「これは学問と表現の自由という境界線を越え、憲法秩序と大韓民国のアイデンティティーに混乱を招きかねない、国の紀綱を乱す行動に当たるため、必ず拘束捜査すべきだ」と指摘した。

検察と警察は特に、姜教授の一連の発言が国内での本格的な「マッカーサー銅像撤去」運動と時期的に一致している点を強調した。

検察と警察は逮捕令状などで「反民戦は今年初め、ホームページの『救国戦線』に掲示した新年メッセージを通じて『今年は南朝鮮の在韓米軍撤退の元年であり、これはマッカーサー銅像撤去から始まる』という意見を発表した」とした。

また検察と警察は「祖国統一汎民族青年学生連合(汎青学連)南側本部や韓国大学総学生会連合(韓総連)などが『マッカーサー銅像の撤去は諸悪の根源である在韓米軍を追い出すという意志の宣言』と主張していることとも軌を一にしている」とした。

警察が検察に提出した救国戦線ホームページの「反マッカーサー白書」要約集には、韓国戦争や在韓米軍の性格などに関する姜教授の論文やコラムが多数含まれている。

公安当局の関係者は「姜教授が自ら救国戦線のホームページに載せた書き込みではなく、サーバーも日本にあるため、誰が掲示したか把握できない。しかし、姜教授の文が韓国内の親北勢力に直接・間接的な影響を及ぼした証拠といえる」と述べた。

検察は40ページ分量の逮捕令状に、△反民戦の新年メッセージを載せた文献、△反民戦のホームページに掲示された姜教授の講義内容、論文、発言録、△「姜教授が反民戦の指針に従って活動中」という内容の朝鮮中央放送の報道などを拘束事由の証拠資料として添付した。

姜教授は、仁川(インチョン)自由公園にあるマッカーサー銅像の撤去論議が始まる直前だった今年6月末、改革団体の仁川統一連帯招請講演会で「マッカーサーの真の姿を知っているならば(銅像を)直ちに倒すべきだ」と主張した。

7月17日にマッカーサー銅像をめぐって保守と改革団体が衝突した直後の同月27日、姜教授はデイリーサプライズに「韓国戦争は北朝鮮の指導部による統一戦争」という趣旨のコラムを掲載した。



jin0619@donga.com needjung@donga.com