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韓国、2度目のユネスコ世界遺産委員会の委員国へ

韓国、2度目のユネスコ世界遺産委員会の委員国へ

Posted October. 12, 2005 07:04,   

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韓国が10日、世界文化遺産への登録を決める世界遺産委員会(WHC)の委員国に選ばれたことをユネスコ韓国代表部が明らかにした。

韓国は同日、フランス・パリのユネスコ本部で開催された世界遺産協約当事国総会の投票で委員国に選ばれ、今後4年間活動することになった。韓国は1997年〜2003年にも委員国として参加した。

世界遺産委員会は毎年1回の定期会議を開き、指定されている世界遺産の保存や新しい遺産の登録について議論し、決定する機関。もともと委員国の任期は6年だったが、委員国になりたいという国が多く、4年の活動が慣例になった。委員国の定員は21ヵ国で、2年ごとに部分的に交代されているが、文化遺産の重要性が高まっていることでますます競争が激しくなっている。

韓国政府はこれまでに、海仁寺(ヘインサ)の八万大蔵経や宗廟(チョンミョ)、石窟庵(ソクグルアム)、昌徳宮(チャンドククン)、水原華城(スウォンファソン)、慶州(キョンジュ)歴史地区などを世界文化遺産に登録して、現在は「済州島(チェジュド)自然遺産」の登録に向けて取り組んでいるなかでの委員国入りであり、さらに注目を引く。

2003年に北朝鮮が高句麗(コクリョ)古墳群の世界文化遺産への登録を申し込んでいた当時、実査を担当していた中国人専門家による否定的な報告書のため、北朝鮮の試みは失敗に終わった。中国がいわゆる「東北工程」を掲げ、高句麗と渤海(パルヘ)の歴史を中国史に組み入れようと企んでいた時だ。中国は1999年から委員国を務めている。

北朝鮮の高句麗古墳群は翌年、中国が登録を申し込んだ高句麗遺跡と共に世界文化遺産への登録を果たした。韓国は当時、オブザーバーとして北朝鮮を積極的に後押ししたという。

今回、中国は委員国の任期切れでオブザーバー国となった。北朝鮮はこれまでに委員国に選ばれたことがない。



leej@donga.com