ハンナラ党は4日、現代牙山(ヒョンデ・アサン)の金潤圭(キム・ウンギュ)副会長の南北協力基金流用疑惑に対して、検察の徹底的な捜査を促した。
朴槿恵(パク・グンヘ)代表は同日、国会で開かれた運営委員会議で「対北朝鮮政策は透明に進められなければならないという点を強調してきたが、またこんな事件が起きた」とし、「検察が徹底的に捜査して、(基金運用の透明性を確保するための)制度的な装置が用意されなければならない」と話した。
また「国民の税金で作られた基金を対北事業責任者が個人的用途で使って秘密資金を造成し、政治家の後援金として支援したと聞いたが、政府はこのように基金が漏れることを統制することもできなかったのか、あきれてしまう」と叱咤した。
一方、統一部は同日、現代グループから内部の監査報告書と関連資料を受け取り、金副会長が造成した秘密資金のうちおよそ50万ドル(約5億2500万ウォン)が実際に南北協力基金から出たものか、真相糾明に入った。
これに先だち、統一部は幹部会議を開いて「流用された」と言う主張が出ている金鋼山(クムガンサン)観光地区の道路工事と関連して、南北協力基金は透明で適正に執行されたと結論づけた。
監査院は同日、統一部から渡された現代グループの内部監査報告書に対して調査を行った後、疑惑があれば監査に入るとの立場を固めた。
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