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「頭が痙攣しそう…でも必ず成功したい」初の女性代表監督、朴賛淑氏

「頭が痙攣しそう…でも必ず成功したい」初の女性代表監督、朴賛淑氏

Posted September. 24, 2005 07:12,   

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「バスケット女王」朴賛淑(パク・チャンスク、190cm)が47歳で、とうとう海を見た。先月、電撃的に女子バスケットボール代表チーム監督に選任されたのだ。女性としては史上初めての代表監督であると同時に、個人的にも初めての監督職だ。果たしてまともにその重責を果たせるのだろうか。朴氏はこの頃、頭にけいれんが起こりそうで、夜も眠れないという。歯ぐきも腫れ、歯医者に通っているという朴氏に会った。

「天下ってきた気持ちです。チーム監督もしたことのない私にいきなり代表チームを任せるなんて…。けれど、それだけの期待があるからでしょうね。代表監督は一生の夢でした。必ず成功してみせたいと思います」

朴チャンスクは1975年、16歳だった崇義(スンウィ)女子高1年生の時、代表に抜てきされた。その後、1985年、結婚とともに引退するまで、1978年アジアバスケットボール選手権優勝、1979年世界バスケットボール選手権準優勝、1984年ロサンゼルス五輪銀メダルなど、ひたすら「スターの道」を歩んだ。

しかし、監督はスターだけでなく、補欠選手たちの気持ちも分かってあげなければならない。

「悩んではいますが、そういう問題は李ヨンジュ(39・新韓銀行監督)コーチと相談してやれば大丈夫だと思います。監督というのはもともと、どんなにいらいらしてもじっと耐えなければならないポストですが、そんなことしていると、ちょっと老けてしまいそうで、それが心配です。アハハ」

彼女は性格が直線的で楽天的だ。なんでも一旦はぶつかってみる。しきりに消極的になる選手が一番きらいだ。その代わり、食べ物については好き嫌いが激しい。現役時代、海外遠征の時は必ずコチュジャンとキムチを持って行かねばならず、ご飯も宿舎で作って食べたほどだ。

「私の任期は、マカオ東アジア大会(10月29日〜11月6日)までです。もしかしたら一発屋で終わるかも知れませんが、女子バスケの後輩たちのためにも私が頑張らなければならないと思います。チームは08年北京五輪までを考えて、若い選手たちで構成するつもりです。1.5軍みたいですが、チームが一丸となれば不可能はないと思います」

彼女は選手たちと合宿してトレーニングを行う予定だ。それでこそ「ほんわか監督」になれると思うからだ。貿易業を営む夫のソ・ジェソク(52)さんと大学生の娘(20)、そして小学生の末の息子(10)も、「ママの長期外泊」を拍手で応援してくれた。彼女は崇義小学校5年生の時、ただ背が高い(170cm)という理由だけでバスケットボールを始めた。もともとの夢はヘアデザイナー。好きな歌は李ボクヨンとハン・ミョンフンの「夢の対話」と李チャンヨンの「あなたが最高なの」。39歳でおぼえた酒は、焼酒1本が適量。

「たまにコートに立ってみると、心は飛んでいるのに、身体はそうはいかないんです。もうバスケットボールより、昔の先輩、後輩、仲間たちと会っておしゃべりするほうがずっと面白いです」



mars@donga.com