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選挙制度改編で既存政党は分裂 与党幹部が見解

選挙制度改編で既存政党は分裂 与党幹部が見解

Posted September. 22, 2005 07:44,   

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「選挙制度を変えれば、既存政党はすべて分裂することになる」

ヨルリン・ウリ党政治改革特別委員長の柳寅泰(ユ・インテ)議員が、21日の記者懇談会で、選挙制度改編はただちに政界改編を触発するという趣旨の発言をしたことで、微妙な波紋が起こっている。

柳議員は、「道農混合型選挙区制であれドイツ式政党名簿制であれ、選挙制度が変われば、ウリ党も、考えが合わない人はともに進めずに分化するだろう」とし、「あちら(ハンナラ党)も然りだ」と述べた。

また、「今は、地域間対立構図のために考えが合わなくても(国会議員当選のために)仕方なく同居しているのではないか。離婚する人は離婚してこそ政治が発展する」とも述べた。

多くの議員が、所属政党と政策路線が合わなくても、地域間対立構図に便乗して国会議員のバッジをつけるために、党を選択しているということだ。このため、地域間対立構図を壊す選挙制度が導入されれば、各自が居場所を求める過程で政界改編が自然に起きるという話だ。

柳議員は、選挙制度改編による政界改編の方向についても、「党が増えて多党制に進み、全国政党を標榜する改革的な政党と保守的な政党が誕生するだろう」と予測した。

盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が提案した連立論は気勢がくじかれた状況だが、柳議員の発言は、与党の窮極的志向点が結局は新しい政界づくりにあるという本音を明らかにしたわけだ。

すなわち、「選挙制度改編→多党制構図の定着→理念と政策路線による各政党の動き」という政界ビッグバンが、与党の志向点であると思われる。

実際に、大統領府が最近公表した連立関連の内部報告書は、「多党制、比例代表制、連立は、互いに親和的な制度」としながら、この3つが1セットという点を強調した。

一方、ウリ党政治改革特委は、同日の会議で、ソウル及び6大広域市、人口60万以上の都市地域では中・大選挙区制(選挙区につき2〜4人選出)を導入し、それ以外の地域では、小選挙区制を維持する道農混合型選挙区制を検討することにした。

ソウルと6大広域市を除く人口60万以上の都市は、京畿道城南(キョンギド・ソンナム)、富川(プチョン)、水原(スウォン)、高陽(コヤン)、安山(アンサン)市、 全羅北道全州(チョンラプクト・チョンジュ)市、忠清北道清州(チュンチョンプクト・チョンジュ)市などだ。



jnghn@donga.com