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暖かい「チャリティーショー」

Posted September. 08, 2005 07:28,   

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●「財界の女性」によるボランティア会

「ミレ会」は、企業家の妻や娘、嫁などのいわゆる「財界の女性」がボランティア活動を行うためにつくった会だ。一緒に聖書の勉強をしていた10人あまりが中心になって1999年につくったが、現在はメンバーが20人あまりに増えている。年齢層は30〜50代と幅広い。

SKグループのチェ・テウォン会長の夫人でナビアートセンター館長のノ・ソヨン氏が会長を務める。ハンソル製紙のイ・インヒ顧問の娘チョ・オクヒョン氏、ハンソルグループのチョ・ドンギル会長の夫人アン・ヨンジュ氏、ネックスツアーのホン・ソンウォン社長の夫人クォン・ウンジョン氏、韓国タイヤのチョ・ヤンレ会長の嫁イ・スヨン氏、新羅(シルラ)交易のパク・チュンヒョン会長の娘パク・ミンジョン氏、サムブ土建のチョ・ナムク会長の嫁パク・ソンジョン氏などが積極的に参加している。

会のメンバーはみな子供を持つ母親だ。わが子を愛する気持ちで恵まれない子供を支えたいという趣旨で結成した。年に2回、定例のチャリティー・バザーを開き、今回のショーのようにさまざまな慈善行事の後援も行う。この日のショーはミレ会が後援する性格のもので、一部のメンバーだけが参加した。

アナウンサーのファン・ヒョンジョン氏が進行役を務め、約600人が参加した同ファッションショーの入場料は13万ウォン。金ジョムソン氏などの作品の競売まで合わせ、あっという間に1000万ウォンが集まった。

●「ノーブレスオブリージ」の追求

ミレ会は社会的に高い地位の人に求められる道徳的義務である「ノーブレスオブリージ」を陰で実践するいうモットーを持っている。

2003年には「美しい財団」が地方の底所得層の子供に文化体験の機会を与えるために展開している「街角で希望を見つけよう」プログラムに1億ウォンを出した。昨年はソウル西大門区冷泉洞(ソデムング・ネンチョンドン)に「プスロギ・サラン・ナヌム会」児童センターを建てた。さらに毎年、ユージン・ベール財団を通じて北朝鮮の子供たちに医療品を送っている。

クォン・ウンジョン氏は昨年、メンバーたちとカンボジアへボランティア活動に行き、そこの児童福祉機関に1000ドルを寄付した瞬間が忘れられない、と話す。

「カンボジアの子供にクレヨンをプレゼントしましたが、使い方が分からず、ただ見ているだけの子供の姿に、胸が痛みました。世界中の子供が幸せになれる世の中になってほしいです」

年間2億ウォンの益金が得られるミレ会の重点事業の一つはバザー。主にソウルのウォーカーヒルホテルで開催される定例のバザーには、財界の夫人たちが使用していたかばんや履き物、アクセサリーなどが出るため、バザーの始まる前から列をつくって待っている女性も現れた。

●「素直に見守ってください」

政治家や資産家の夫人らが「人脈づくり」の目的で会入りし、純粋なボランティア団体であることに気づいて脱退することもしばしばある。ミレ会は別に事務所がないため、メンバーは主にコーヒー・ショップに少人数で集まり、活動計画を話し合う。

金フンナム前会長は、「私たちは経済的に余裕があってボランティア活動が可能だ。純粋な気持ちが社会で歪められて見られることがないように願う」と話した。



kimsunmi@donga.com