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金雨植室長が退任の心境を告白

Posted August. 20, 2005 03:04,   

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金雨植(キム・ウシク)大統領秘書室長が19日、大統領府記者クラブの春秋館(チュンチュグァン)を訪れ、退任記者懇談会を開き、在任1年6ヵ月間の心境を明らかにした。

金室長は、何よりも保守性向の元老たちによく会い、話を交わし、保守陣営と現政府の間の橋渡しの役割をしてきたと打ち明けた。

そして、「多くの宗教界、言論界、政界指導者たちと会ったが、(現政府が)親北朝鮮、左寄り、反米思想が濃厚だとか、『386』に囲まれていると攻撃していた。そのつど『そうだとすれば、私が一時でも大統領府にいられるものか。給料をもらいに行くわけでもなく、何を惜しんで大統領府にいるというのか』と言って説得した」と紹介した。

また、「世論を聞くために、よく、わざとタクシーに乗った」とし、「盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領にそういう外からの視線をそのまま伝え、『私はどのように答えるべきでしょうか』と尋ねたこともあった」と話した。

金室長は、「秘書室長として、率直に(世論を)伝えなければならないため、盧大統領と顔を真っ赤にして激論を交わしたことも2、3度はあった」とし、「盧大統領は『秘書室長が、なぜそんな話をするのか』と言いながらも、虚心坦懐に話し合い、そのような過程を通じて、盧大統領には本当に長所が多いと感じた」と述べた。

そして、「あれこれと短所を探し出して話す人もいるが、だれにでも短所はある。残念なことは、(盧大統領の長所が)あまりよく知られていないことだ」とし、「良かれ悪しかれ大統領は、この国の最高指導者だ。勇気を吹き込むような激励を送って、大統領が活気に満ちて仕事ができるようにしてほしい」と訴えた。

金室長は、「大統領が外部に出るのが難しく、大統領府に閉じこもって国事のために心を砕く姿を見ると、気の毒な気がする」とし、「そこでさまざまな非難を受けしまったら、力が湧くだろうか」とつけ加えた。

そのうえで金室長は、「向こう2年半も、今のように紛争と葛藤が渦巻くならば、本当にむだなことだ」としながら、「統合と協力のムードが作れるように、マスコミが誘導してほしい」と要請した。



jnghn@donga.com