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金大中政権のテープ回収過程が焦点に Xファイル事件捜査

金大中政権のテープ回収過程が焦点に Xファイル事件捜査

Posted July. 29, 2005 03:04,   

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国家安全企画部(安企部、国家情報院の前身)の盗聴テープ、いわゆる「Xファイル」事件を捜査中のソウル中央地検公安第2部(徐昌煕部長)は28日、盗聴テープと収録内容の記録などを流出した疑い(通信秘密保護法違反)で、在米韓国人の朴インフェ容疑者(58)に対して逮捕状を請求することにした。

検察は朴容疑者がテープを利用し、三星(サムスン)グループを脅迫した疑いが確認された場合、脅迫容疑などを追加する方針だ。検察は同日、朴氏が韓国滞在中に利用した知人宅に対する家宅捜索を行った。

同事件と関連、国家情報院(国情院)は、元安企部ミリムチーム長のコン・ウンヨン容疑者(58)他、盗聴テープ流出過程にかかわった元安企部職員ら10人余りに対し、法務部を通じて出国禁止を取ったものとされる。同チームの総括責任者とされる呉正昭(オ・ジョンソ)元安企部第1次長に対しては、韓国道路公社の行淡島(ヘンダムド)開発疑惑事件にかかわったことで、すでに検察が今年6月に出国禁止を取っている。

検察は、93年に解体したミリムチームを翌年再構成した過程と運営などについて、広範囲に取り調べる計画だ。また、金大中(キム・デジュン)政権下の99年に、国情院が流出テープなどを回収し廃棄したのかどうか、他の用途で使用したのかどうかなどについても取り調べる方針だ。

検察はこれと関連し、金泳三(キム・ヨンサム)元大統領次男の賢哲(ヒョンチョル)氏と千容宅(チョン・ヨンテック)元国情院長、朴智元(パク・ジウォン)元大統領秘書室長など政治家と民放MBCテレビ(文化放送)の関係者に対しても、出国禁止の措置を取る案を検討中だ。



woogija@donga.com