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検察幹部、政界の中途半端な疑惑提起を批判

検察幹部、政界の中途半端な疑惑提起を批判

Posted July. 15, 2005 03:02,   

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ソウル中央地検の朴漢徹(パク・ハンチョル)第3次長検事が、政治家による無責任な疑惑提起と責任押し付け行為を、具体的な例を挙げて批判した。

ソウル中央地検第3次長は特捜部、麻薬組織犯罪捜査部、金融調査部などを抱えた大型疑惑事件の捜査を指揮するポスト。朴次長は、韓国鉄道公社(旧鉄道庁)のロシア油田開発疑惑事件に続き、最近は韓国道路公社の行淡(ヘンダム)島開発投資疑惑捜査を指揮している。

朴次長は13日の非公式ブリーフィングで、「政界などで先に疑惑を提起してから、後は検察で調べろという風に押し付けることが、相変わらず繰り返されている」と口火を切った。

朴次長は、「国会の国政調査などの場で先に政策的な問題点と代案などを議論した上で、検察には司法処罰すべき部分だけを回すべきだ」とし、「中途半端に疑惑を提起しただけで、検察に押し付け、(捜査)結果を出せば非難する…。こんなに無責任なことがあるか」と批判した。

朴次長は腹を括ったかのように、「このようなことが、ここ数年間、過去の政権と同じように現政権でも繰り返されている。韓国社会は、より成熟した段階に進入できていない。検察が捜査をした後は、再び夥しい費用と人力をつぎ込んで特別検事(による捜査)をする。これが正常な国家システムと言えるのか疑問だ」とさらに声を高めた。

先に政治の場で政策判断の妥当性や国政運営システムなどを点検した後、検察はその過程で違法事実があるかどうかだけを判断するようにするべきであるということだ。



woogija@donga.com