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全貌が明るみになれば韓国財界に爆風

Posted July. 02, 2005 06:10,   

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韓国政界の要人が、台湾で不動産投資詐欺にあったと報道して波紋を投げかけた台湾連合報は1日、韓国の賭博事業者が影響力のある政界要人に代わって、台湾の高速鉄道事業に参与しようと巨額を投資して損害を被ったことを報じた。

同紙は、同事件を1面と7面で大きく取り上げ、韓国人被害者の金氏ら6人はカジノ業界の従事者で、韓国の政治家と深い関係を維持しており、事件の全貌が明るみになった場合、韓国政界に暴風が吹き荒れるだろう、と報じた。

同紙によると、2003年に死亡した姜命相(カン・ミョンサン)前慶南(キョンナム)大学教授が、前台湾民進党議員の林氏とともに建設会社を設立し、陳水扁台湾総統との親交を誇示して金氏らに台湾高速鉄道建設事業に投資するように勧め、500万ドル(約50億ウォン)を受け取った。しかし、同社が高速鉄道事業の入札に参加する前に倒産して一銭も戻ってこなくなったため、被害者たちが詐欺にあったと在韓台湾代表部を通じて台湾検察に告訴したのだ。

実名が出た姜教授は、台湾留学時代から陳総統と深い親交を築き、韓国の代表的な「台湾通」と知られてきた。

この報道と関連して、台北駐在韓国代表部の黄勝鍱(ファン・スンヒョン)副代表は1日、「報道が出た直後に台湾政府と検察に具体的な事実関係の確認を要請したが、公式的な回答を受けておらず、今のところ確認されたことはない」と述べた。

ソウルのある外交筋は、「在韓台湾代表部側が台湾本国に数回確認を要請をした結果、報道内容がかなり誇張されているという回答を受けたようだ」と伝えた。



金栽瑩 redfoot@donga.com