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大手企業オーナーは「ただいま新聞精読中」

大手企業オーナーは「ただいま新聞精読中」

Posted June. 11, 2005 06:40,   

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▲ベタ記事まで隈なく読む李健煕・三星会長〓三星(サムスン)構造調整本部広報チームは毎日午前、A4用紙50〜70ページの新聞スクラップを李健煕(イ・ゴンヒ)会長のソウル龍山区漢南洞(ヨンサング・ハンナムドン)の自宅の隣にある承志園(スンジウォン、三星グループの迎賓館)に送る。

グループ関連記事はたとえどんなに小さくとも漏らさない。スクラップを見ただけでは、どの面にどのサイズで記事が出たのか分かりにくいため、該当記事はページごとに付せんを貼り、簡単に探せるようにする。

李会長は新聞を几帳面に読む。かつて三星の電子製品の問題点を指摘した日刊紙の記事を広報チームがミスで抜かしたことがあったが、その時、「どうしてスクラップにはなかったのか」と指摘して、広報チームを緊張させたこともある。

▲社説とコラムに関心、LG・具本茂会長〓LGは新聞のスクラップをオフラインにしない。グループの広報チームで午前8時ごろ、主な記事を抜き出して、新聞の形のイメージファイルであるPDFにスクラップして、具本茂(ク・ボンム)会長と姜庾植(カン・ユシク)副会長ら主要経営陣10人余りに電子メールで送る。グループ関連記事を含めて経済政策、財界の動向、社説やコラムが盛り込まれる。

グループの広報責任者である鄭相国(チョン・サングク)副社長は、「具会長は特に経済と社会動向の懸案を鋭く指摘した社説やコラムを読むと、『そのコラム、よくできている』とし、経営陣に必ず読んでみるように勧める」と話した。

▲気になればすぐ確認、現代・鄭夢九会長〓現代起亜(ヒョンデ・キア)自動車の鄭夢九(チョン・モング)会長は、遅くても午前6時30分には事務室に出る。このため、広報室の社員は当番を決めて午前4〜5時に出勤してスクラップ作業をする。鄭会長は新聞を読んでいて、知りたいことがあれば、関連の担当者にすぐ確認する。たとえば、為替レートの急騰などの記事があれば、原因は何なのか、対策は何かすぐ報告するようにと指示する。

▲出勤する車の中で…SK・崔泰源会長〓SKの崔泰源(チェ・テウォン)会長は、ソウル龍山区清岩洞(ヨンサング・チョンアムドン)の自宅から鍾路区瑞麟洞(チョンログ・ソリンドン)のSK(株)本社に出勤する30分間、2〜3の新聞を読む。外信はウォールストリートジャーナルをよく読む。

崔会長は事実と違うと判断した記事に対しては「積極対応」を強調する。権五勇(クォン・オヨン)SK専務は、「外国資本を過度に擁護したある教授のコラムを見て、『こうした部分は間違った考えのようだから、直接会って説明した方がいいじゃないか』と提案したこともある」と話した。

▲韓化の金升淵、ポスコ・李亀澤会長も精読派〓韓化の金升淵(キム・スンヨン)会長は02年海外出張中、韓化イーグルスに入団した高卒新人のユン・ギュジン投手が契約金の9000万ウォンのうち1000万ウォンを母校(大田高校)のコーチだったチン・ジョンピル氏の白血病の治療費として出したという記事を読んだ。その場で金会長は手術費の全額支援を約束した。

ポスコの李亀澤(イ・グテク)会長も新聞を熱心に読む。誤報には直ちに対処するように指示する。ポスコは新聞に間違った記事が出れば、照会公示が入らなくても株式市場に「否認公示」を出すことがたびたびある。