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福岡に徴用後死亡の韓国人765人の身元判明、本紙が名簿単独入手

福岡に徴用後死亡の韓国人765人の身元判明、本紙が名簿単独入手

Posted June. 10, 2005 06:37,   

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日本植民支配時代(1910〜45年)、九州福岡付近の炭鉱などに動員された韓国人徴用者のうち亡くなった765人の身元情報が初めて確認された。

東亜(トンア)日報が9日単独で入手した犠牲者名簿は、福岡県内務省の特別高等科(思想犯を担当していた警察組織)が作成したもので1944年1月末に、11万3000人余の韓国人徴用者実態調査報告書などに基づいて作られた。

韓国と日本の研究者、弁護士などからなる「朝鮮人強制連行真相調査団」が、1970年代半ば以降およそ20年間にわたって、各種の文書を通じて確保した資料をまとめたものだ。それによると、麻生炭鉱では強制連行者7996人のうち4919人が脱走したことが分かり、当時の過酷な労働条件を立証付けている。

また、死者の中には当時18、19歳の少年もおり「人権が抹殺された状況で、民族差別を受け『虐殺』された」と日本警察が記録していた場合もある。

この報告書によると、光復(独立)直前の45年6月末当時、福岡県だけでも17万1000人の韓国人徴用者が強制労働に苦しめられていたことが確認された。

調査団の洪祥進(ホン・サンジン)事務局長(55)は「戦争末期の44、45年ごろには、労動條件がさらに苛酷だっただけに、今回確保された犠牲者名簿はきわめて一部にすぎないだろう」とし、日本政府に徴用犠牲者関連の資料を全て公開することを求めた。



趙憲注 hanscho@donga.com