Go to contents

50年間集めた数百億台の文化財を社会に

50年間集めた数百億台の文化財を社会に

Posted June. 10, 2005 06:39,   

한국어

今回寄贈する8400点余りは、国内文化財の寄贈史上で、一番多い量だ。特に美術館の建物と土地まで一緒に寄贈することは非常に異例なことだ。

時価に換算する場合、建物と土地が約150億ウォンを超え、文化財まで合わせれば数百億ウォンにのぼる。

李会長は9日「年を取っていくにつれ、得たものを社会に返さなければならないと思ってきた」と話し、「東洋(トンヤン)化学が仁川(インチョン)で成長した企業であるため、仁川市に寄贈することにした」との見解を明らかにした。

北朝鮮の開城(ケソン)出身の李会長は、1950年代に東洋化学を設立しており、長い間国内外で文化財を収集してきた。

今度の寄贈品は、鄭敾(チョンソン)の「老松霊芝図」と秋史・金正喜(チュサ、キム・ジョンヒ、1786〜1856)の字、興宣(フンソン)大院君・李昰應(イ・ハウン、1820〜1898)の墨蘭図、吾園・張承業(オウォン、チャン・スンオプ、1843〜1897)の絵など朝鮮時代の書画、青磁、白磁、粉駙沙器などの陶磁器、各種の金銅仏像、安中植(アン・ジュンシク、1861〜1919)、卞寛植(ビョン・グァンシク、1899〜1976)、李応魯(イ・ウンノ、1904〜1989)、金基昶(キム・ギチャン、1914〜2001)画伯の近現代絵画など多様なジャンルの名品が展示されている。

鄭良謨(チョン・ヤンモ)前国立中央博物官長は「松巖(ソンアム)美術館が所蔵している陶磁器の中には、文化在的価値の高い傑作が多い」と話した。

「老松霊芝図」は現在残っている松、キノコの絵のうち、最高の傑作とされる。

李会長が2001年、オークションを通じて7億ウォンで購入したもので、当時、国内美術品オークション史上、最高値を記録した。現在15億ウォン以上するというのが専門家たちの見解だ。

文化財とともに寄贈される松巖美術館は1992年に建立されており、大地4400坪余り、延べ坪765坪(地下1階、地上2階)規模。

李会長は13日、仁川市役所を訪問して安相洙(アン・サンス)市長に寄贈書を渡す予定だ。



李光杓 kplee@donga.com